・暑くなると食べたくなるもの
・春夏秋冬に採れる食材の特徴とは
・主食と副菜の役割
新緑の季節が過ぎ、徐々に暑くなってきましたね。
季節の移り変わりに伴って、収穫される食材も変わっていきます。
菜の花や春キャベツが終わり、トマト、きゅうり、とうもろこしなどが旬の季節を迎えます。
気温が上がると体が火照って汗が出るので、体の水分が失われていきます。
夏野菜は、それを補って体を調整してくれるので、夏バテ対策に夏野菜は欠かせません。
水分が豊富な夏野菜を食べて、体液が循環するよう水分を補って、体のほてりを抑えましょう。
以下に代表的な夏野菜をご紹介致します。
◇トマト
色素成分リコピンはカロテンの一種で、βカロテンよりも活性酸素を除去する力が強いです。
βカロチンも含んでおり、抗がん作用や免疫機能向上効果があります。
体内に入るとビタミンAに変換され、髪や粘膜や皮膚の健康維持、呼吸器系を守る働きがあります。
また、2012年にトマトの果汁には脂肪を燃焼させる遺伝子を増やす「13-oxo-ODA」が発見されました。
肝臓で燃焼の脂肪を助けるたんぱく質が多く作られ、血糖値を下げる働きをします。
◇きゅうり
カリウムが多く含まれるので、体内の余分な塩分を排泄して体内の水分調整を行い、むくみを解消します。
皮の部分にはβカロテンが含まれています。
不溶性食物繊維が含まれているので老廃物を吸着して排泄し、腸内環境を整えます。
◇なす
皮の部分はポリフェノールの一種でアントシアニン系色素のナスニンが含まれています。
抗酸化力が強く、活性酸素を抑えます。また、コレステロールを下げる効果もあります。
◇大葉
カロテンが多く、活性酸素を抑えて動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣を予防します。
香り成分によって精神安定、食欲増進を促します。
暑い季節に大葉を薬味として食べると、さわやかな風味が口の中に広がり、食が進みますね。
暑い日が続くようになると、このような食材が暑さで疲れた体を助けます。
トマトやきゅうりは塩と相性が良く、一緒に食べることで体内の水分調整、免疫力を上げる、
有害物質の解毒、といった塩の効果も得られますので、夏バテ対策にぴったりですね。
もちろん夏以外の季節に採れる食材も、その季節に対応するよう体を修正します。
秋に採れる食材は、夏の疲れを取って栄養を補給します。
そして寒い冬になると、根菜類をはじめとした土から採れた食材を食べて、体を温めます。
また気温が上がり温かい春になると、わらび、菜の花、ぜんまいのように
苦み成分を含む食材が出てきて、冬の間に体内に溜めた毒素を排泄し、体全体を活性させます。
四季が巡る気候で生きる日本人は、本能的に旬の食材を求めるのですね。
暑い時はトマトやきゅうりのように水分を多く含んでいて、体内にこもった熱を冷ます食材を
自然と食べたいと感じますし、寒い季節はにんじん、里いも、ごぼうのように体を温める根菜類を食べたくなります。
このように季節に合わせた食材と一緒に主食も食べることが大切です。
言うまでもなく、日本はお米が中心の食文化で、主食のお米(玄米)は基礎的な体質を作ります。
玄米は栄養価の高さとバランスに優れているので、一年を通して体のバランスを整える
重要な役割を果たしているのです。
玄米と合わせて旬の食材を食べることで、その季節に合った体へと修正してくれます。
日本人がもともと持っている繊細な感性や気の高さは、こうした食文化とも深く関わっています。
加工品やジャンクフードには季節感も栄養も無いため、体内で活性酸素が大量に発生して
一年中免疫力が低くなってしまいます。
こうした季節感の無い食材を遠ざければ、体が何を欲しているか感じられるようになってきます。
野菜や果物には抗酸化成分が含まれるので活性酸素を取り除くほか、血糖値の上昇が緩やかで
消化吸収による負担があまりかかりません。
病気を遠ざける味覚を作り、体質を改善させましょう。
山本和佳
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