SAR値って一体何?
携帯電話を持っている人なら知っておきたいSAR値。
あなたの携帯電話のSAR値はいくつですか…?
今や、様々な機種の携帯電話が店頭に並んでいます。
多機能携帯電話であるスマートフォンやアイフォンも今は人気がありますね。
皆さんが携帯電話を選ぶ基準はどういったものでしょうか。
形、色、機能性、値段…と選ぶ要素はいろいろとありますが、その中にもう一つ、SAR値で携帯電話を選ぶ、という選択技もあります。
SAR値?聞いたことはあるけれど…、実はよくわかりません、という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、携帯電話と電磁波に深い係わりのある数値、SAR値についてお話ししたいと思います。
【SAR値とは?】
SARとは、比吸収率(Specific Absorption Rate)の略で、簡単に言うと、人体が電波を発する機械から、一定の時間でどのくらい電磁波を受けてしまうのかを数値にしたものです。
平成9年に「全身平均SAR」と「局所SAR」のふたつの基準値が定められました。
これが、人体に許容される電磁波の基準とされています。
(単位はW/kg。キログラム(kg)あたり何ワット(W)の熱エネルギーを吸収するかという単位であらわす。)
SAR値が大きいほど、人体への影響が大きいということになります。
携帯電話等、人体頭部のそばで使用する無線機器から送出される電磁波については局所SARの基準値というものを用います。
2002年6月から、日本国内では総務省令で携帯電話などの機器に対して「局所SARが2W/kgの許容値を超えないこと」が義務付けられました。
(アメリカの規定値は1.6W/kg以下)
さて、SAR値というものがなんとなくお分かりいただけたでしょうか。
SARの許容値が義務づけられたため、携帯電話会社ではそれぞれの機種ごとのSAR値を測定しているはずです。
例えば、ドコモの機種を参考に調べてみたものを下記に記載いたしました。
ドコモ スマートフォンで見比べてみると、
SARの最大値が、
「SC-02C(GALAXY S II)」 0.253W/kg
「SO-01D(XperiaTM PLAY)」 0.28W/kg
と、この2種が特にSARの最大値が低いようです。
SAR値は低いほうがいいので、より安心して使用できそうですね。
逆に、SARの最大値が比較的高かったのが
「F-12C」 1.010W/kg
「P-01D」 1.07W/kg
「SO-03C(XperiaTM ray)」 1.00W/kg
「BlackBerryR BoldTM 9780」 0.954W/kg
でした。
これらの数値は、ホームページからいつでも確認できます。
ドコモ
http://www.nttdocomo.co.jp/product/sar/
au
http://www.au.kddi.com/seihin/support/sar/index.html
ソフトバンク
http://mb.softbank.jp/mb/support/3G/product/sar/
また、窓口やお問い合わせでも確認することができます。
もしこれから新しい携帯電話を購入する機会がありましたら、値段や、デザイン性、機能性の他に、SAR値というものでもご検討されてみてはいかがでしょうか。
もし、SAR値に興味のある方が増えていくと、企業側も電磁波に敏感になり、より電磁波の少ない機種を開発していこうという流れにつながっていきます。
携帯電話をご購入される際は、ぜひSAR値というものがいくつかを販売員の方に訪ねてみてください。
その一質問が、携帯電話や電磁波社会に対し、波紋を広げる投石になることでしょう。
川野 ゆき
