【一般無料】見せかけの美味しさ(健康基礎講座)

・旨味調味料は○○○〇と同じ!?

・全てにおいて好都合

・「その場限り」の大きな代償


「好き嫌いなく食べましょう」

小さい頃から皆が学校の先生や両親に言われてきた言葉です。


何度も何度も言われてしっかりインプットされるせいか、
「好き嫌いしないで何でも食べられるから自分は健康だ」と思う人も少なくありません。


しかし、現代人は食の安全に対して意識が向けられていない人が大多数のため、
実際には「何でも食べられる」の中にはファーストフードや冷凍食品、肉類、お菓子、
市販のお惣菜もたくさん入っています。


それらには食品添加物がたくさん使われ、もう素材の味が分からないほど強い味付けがされています。


何が入っているか分からないものを毎日のように食べている現代人。

こうなってくると「好き嫌いなく食べる」ではなく、「見境なく食べる」に近いかもしれません。


「好き嫌い」の「好き」は美味しいという意味を含んでいますが、
何を美味しいと感じて食べているのかという事は大変重要なポイントです。


味覚は重要なチェック機関として、口に入ってくるものを受け入れて良いのかどうかを
見極めるというのが本来の役割です。


「好き嫌いなく食べる」は、過去においてはそれでも良かったかもしれませんが、
今となっては「体に有用な栄養として吸収される食べ物を選んで食べましょう」という方が
適切ではないでしょうか。



ここまで加工食品が増えたのは、メーカーや消費者にとってある意味で便利で都合が良かったからです。


メーカーは原価が抑えられる事と、生産効率が向上して製造コストが抑えられるため、利益率が高くなります。

消費者は料理しないですぐに食べられる手軽さと安価な事から、毎日食べる人もかなりいます。


こうして食の流通が大きく変わり、日本人の味覚にも変化が起こりました。


人間の味覚は苦味、甘味、酸味、塩味があり、食べ物を味わうことの他に
体に入れて大丈夫か判断することも担っています。

それに加えて旨味も味覚の1つで、日本人にとってはだしが旨味の代表であり、
かつおや昆布、しいたけからとれるだしの旨味が日本料理の味を支えています。


しかし、今では人工的に作られた旨味が世の中に出回る食品の大半を占めています。


人工的な旨味として化学的に作られたMSG(グルタミン酸ナトリウム)がメインとして
食品メーカーが作っている旨味調味料や加工食品に多く使われています。

自然の食材の旨味と人工的に作られた旨味では、体に入った後の作用が全く異なります。


1960年代にアメリカの中華料理店で食事をした人に炎症、顔面紅潮、頭痛などの症状が表れ、
料理に過剰に使われていた化学調味料が原因だと言われています。


また、アメリカの神経外科医であるK・ブレイロック博士は「MSGはコカインと同じような常習性を生み出す」と述べています。



グルタミン酸ナトリウムはもともと昆布に含まれる旨味成分で、和食のだしとして親しまれてきました。


これに対して市販の旨味調味料、だしの素、スナック菓子、おせんべいなど加工食品にほぼ例外なく入っている
MSGは化学的に作られています。

大量生産されてどこでも手に入りますが、体への健康問題があるので、なるべく摂らないよう注意が必要です。


MSGは神経細胞を破壊し、脳細胞へダメージを与えます。

アルツハイマー、パーキンソン病、うつ病、ADHDなどを引き起こす危険性があると指摘されています。

また、今では不妊が増えていますが、MSGには精子減少の危険性もあると言われています。


MSGに関して、以下のような実験報告があります。

乳幼児が口にするのと同量のMSGをマウスに注射した実験では、マウスの眼と脳に障害が起きました。

また、妊娠したマウスにMSGを注射すると、お腹の赤ちゃんが脳に障害を起こしたという報告もあります。


MSGは分子が小さいため、妊婦が口にすると胎盤を簡単に通り抜けて赤ちゃんの体内に入ってしまいます。

マウスの実験結果から、人間の赤ちゃんの成長にも悪影響を与える事は容易に想像できます。


加工食品を当たり前のように食べていると、食べ物そのものの味が分からなくなり、
食品添加物に慣れた味覚を作ってしまいます。


さらにMSGには興奮作用もあります。

そう言われてもピンと来ないかもしれませんが、例えばスナック菓子が大好きな人は
それを食べた時に「美味しい!」と感じると同時にスカッとするような感覚を味わいます。

または疲れが吹き飛ぶ、氣持ちが明るくなる、幸せを感じるなど人によって様々あると思います。


その上、満腹になりにくいのでどれだけでも食べれてしまう事と、繰り返したべたくなる常習性も持っています。


野菜や果物を食べる時はどんなに美味しくても、この種の興奮作用はありません。


現代では、素材の味をじっくり味わうことが忘れられているように思います。

つまり正常な味覚を失いつつあり、それは生命の存続自体が危うい事を意味します。



MSGを始めとした食品添加物が大量に使われている加工食品は、その場限りのものです。


メーカーにとっては原価を抑えて大量生産出来るので、利益が出せる。
しかし、その先にいる消費者の健康の事は考えられていません。


一方、消費者にとっては料理の手間が省けるというメリットがありますが、徐々に心身の調子を崩してしまいます。
例えばイライラした時にスナック菓子を食べて氣を紛らわすのも、その場限りの行動です。


こうした食事をしていると、「今さえ良ければいい」という方向へ徐々に考えが変わってきます。
さらにその考え方は食以外にも伝播していくのが怖いところです。


これと対照的なのが日本の伝統食です。

日本の暦に合わせて行われる年間行事では五穀豊穣や無病息災などを祈るとともに、
料理にもそうした願いが込められていました。


お正月に食べるおせち料理は、健康長寿、家内安全、商売繁盛、子孫繁栄など、それぞれの料理に願いがこめられ、
過去と未来に想いを馳せながら新しく迎える年を無事に過ごせるよう祈りました。


思想や考え方は食べた物の影響も大きく、食品添加物は体の健康を崩すだけではなく、
もともと日本人が持っていた思想を破壊していってしまいます。



多くの家庭では、料理をしたり買い物をするといった食の部分を担当しているのはお母さんです。

子どもはお母さんの作った手料理を食べて育ちます。
何を食べるかによって発育状態が変わってきますので、お母さんの責任は重大です。

大人になっても約60%の人がお母さんが作ってくれた手料理を思い出して食べたくなるそうです。
 

家庭料理とプロの料理人が作る料理の決定的に違う点は、家族に向けられた愛情です。

料理を通して愛情をもらいながら子どもは成長し、家族が形成されていきます。


しかし、そこへ農薬や食品添加物が入り込んでくると、
子どもの成長や家族の健康に悪影響を与えてしまうので、極力控える努力が必要になってきます。


「好き嫌いなく食べる」という事も大事ではありますが、その前提に食の安全を
しっかり考えないといけない時代である事を見落としてはいけません。



人工的な旨味を求め続けると、後で大きな代償を払う事になってしまいます。


自分の体が何を欲しているのか分からなくなってしまったら、かなり危険なサインです。

現代では、むしろ意識的に野菜や果物といった素材を食べようとしないと、味覚が狂うばかりです。


食品添加物だらけの加工食品を極力控えて、素材の持つ美味しさを感じ取れるよう
味覚を正常に戻していく事は食事改善の第一歩となります。



山本 和佳

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