【一般無料】巡りの良い体に変える~Part2~(健康基礎講座)

・体内の○○○○も毛細血管を傷つけてしまう

・現代人の○○○○不足も腸内環境を悪くする

・腸内細菌が喜ぶ食べ物

 

人間の健康は、腸内環境が良いかどうかで決まります。

腸内環境が悪い場合はストレスの影響もありますが、現代では食生活の乱れが最も大きな原因です。

腸内環境の乱れは全身に悪影響を及ぼしていきます。
怖いのは、痛みなどの自覚症状が出るより前に体中がダメージを受けてしまう事です。


前回の記事で腸内環境の悪化に伴い腸壁に小さな穴が開いて、そこから未消化の食べ物など
通常では吸収されないものも漏れ出てしまう(腸もれ)ので、
全身の血液が汚れ、毛細血管が傷つけられて消えてしまうとお伝えしました。

この現象は毛細血管ゴーストとも呼ばれています。

今回はその続きをお伝えします。



●毛細血管ゴーストは認知症にもなる

毛細血管ゴーストになると、肌や髪などの外見だけではなく、脳の働きも衰えます。

それによって起きるのが認知症です。

認知症の中でもアルツハイマー型とレビー小体型は、毛細血管ゴーストと関係があると言われています。


いずれの場合も不要なタンパク質が脳内に溜まって、正常に処理されないために起こります。

不要なタンパク質が溜まるのは、それが毛細血管から漏れ出している事と
毛細血管が上手く機能できず、脳内の不要な老廃物を回収できない事が理由として挙げられます。

それが更に毛細血管を傷つけて、毛細血管ゴーストが進行してしまいます。


認知症を防ぐには、毛細血管を元氣にして不要な物質の回収を促進する事が重要です。



●活性酸素が毛細血管を傷つける

体内で過剰に発生する活性酸素も毛細血管を傷つけます。

特に現代は食品添加物、農薬、水道水、タバコ、化学物質、大氣汚染、電磁波、強いストレス、
紫外線など活性酸素を増やす要因が生活の中にあふれ返っています。


活性酸素が増え過ぎるとあらゆる病氣に繋がるほど危険なのですが、まず血管の細胞が老化してしまいます。

健康な人の血管では細胞同士が密着していますが、細胞が老化すると
その密着がゆるんではがれやすくなります。

その結果、毛細血管ゴーストになってしまうのです。


体には活性酸素から守るシステムが備わっていて、抗酸化作用のある酵素を分泌したり
ダメージを修復する働きを持っています。

しかし、その抗酸化システムで対応しきれない程の活性酸素が発生すると、
強い酸化力を持って細胞を劣化させ、毛細血管にもダメージを与えます。


現在では、ほとんどの人の体内で抗酸化システムを上回るほどの活性酸素が発生しており、
毛細血管がどんどん傷つけられています。



●白米や白砂糖も毛細血管を傷つける。常習性もある。

白米や白砂糖、白い麺類などの精製食品も毛細血管にダメージを与えます。


これらは腸の中で大量のブドウ糖に分解されます。

通常、ブドウ糖はエネルギー源として利用されますが、
使いきれない程のブドウ糖が血液中に入ると糖化という現象が起きます。


糖化とは糖質がタンパク質と結びついてタンパク質を劣化させる事を指します。

糖化されたタンパク質は活性酸素よりもはるかに有害な物質AGEを作り出します。


AGEは体中に蓄積して内臓などをジワジワ老化させていきます。

体がダメージを受けている事に氣がつきにくく、その上体を構成しているタンパク質も攻撃してしまいます。


特にコラーゲンがその害を受けやすく、血管の弾力が無くなり血流が低下するので
これも毛細血管にとって大きなダメージになります。


白い精製食品は安価で加工食品や外食に多く用いられ、毎日のように食べている人も多いと思います。

その上常習性があるため、現代人の体内を非常に早く老化させているのです。



●糖尿病

糖尿病の人は毛細血管も強いダメージを受けています。

糖尿病は糖を分解する際に分泌されるインスリンが減ったり上手く働かなくて
血液中の糖濃度が高くなる病氣です。


すると全身の血管で炎症を起こし、毛細血管ゴーストが至る所で発生してしまいます。
その結果、合併症が起こります。

糖尿病の三大合併症は「腎障害」「網膜症」「神経障害」。


腎臓は血液を濾過してきれいにしたり、体内の血圧を正常に保つなどの役割があります。

腎臓で濾過を果たしている場所には毛細血管が集中していますが、
糖尿病になると毛細血管に障害が起きるので、腎障害を引き起こします。


また、網膜症を起こしやすくなるのも毛細血管の老化が原因です。

目の奥にある網膜は毛細血管が張り巡らされているので、
ここに酸素と栄養が届かなくなると最悪の場合は失明する事もあります。


そして毛細血管の老化によって神経症も起きやすくなります。

手足のしびれや立ちくらみ、内臓の不調など全身に不調が表れてきます。

毛細血管が悪くなると、あらゆる生活習慣病にかかっても不思議ではないと言うほど
全身を痛めつけてしまいますので、毛細血管を若く保つ生活習慣を身につけることが大切です。



●食物繊維不足も腸もれの原因に

また、現代人の食生活には食物繊維が不足していて、
それが腸内環境を悪化させ、免疫力の低下を招いています。


食物繊維は腸内で善玉菌のえさとなり、短鎖脂肪酸を作るのに欠かせない大事な栄養素です。

短鎖脂肪酸は腸内環境を整えて免疫機能をコントロールし、
体内の炎症を抑える働きがあり、腸もれや毛細血管ゴーストの予防や改善に役立ちます。


しかし、玄米や野菜、豆類などの食物繊維が豊富なものを食べないと
腸内細菌はエサが無くなって、仕方なく腸壁の細胞を食べ始めます。

腸粘膜の防御機能が低下して炎症が起きるので、これも腸もれの原因となっています。



●ネバネバ食品も腸もれに良い

腸壁を健康に保つためには、ネバネバした食べ物がとても役立ちます。

納豆、メカブ、モズク、オクラ、モロヘイヤ、ナメコなどには水溶性食物繊維が豊富に含まれています。


水溶性食物繊維は腸内細菌が大好きなエサとなります。

腸壁の細胞の生まれ変わりを助けて細胞同士が密着するので、穴が開くのを防いで健康に保ちます。


腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌がいますが、水溶性食物繊維はそれら全ての腸内細菌のエサになります。

悪玉菌のエサにもなるなら、増え過ぎてしまわないか心配になるかもしれません。


実はここがすごい所で、悪玉菌が水溶性食物繊維をエサにしていると異常な増殖をしなくなるのです。

水溶性食物繊維が入ってくると、悪玉菌は良い方向へ働きます。
外敵が入ってきたら攻撃したり、食べた野菜や果物からビタミンを合成する菌もいます。


悪玉菌とは人間が名付けたもので、もともと体にとっては必要なのですが、
腸内細菌のバランスが崩れて増え過ぎると体に有害になってしまいます。


だからこそ、先に挙げたような水溶性食物繊維が豊富な食べ物を毎日食べて腸内環境を整える事が大切です。



食事を見直すと、体に嬉しい変化が表れます。

食べた後に体が重くならない、味覚が正常になる、睡眠の質が上がる、脳の働きが良くなる、
体がスッキリして安らぐなど、人によって様々あると思います。

些細な変化でも、生活が快適に過ごせようになると氣持ちも明るくなってきます。

それが生きる力になるので、何を食べるかで人生は大きく変わります。


山本 和佳

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