・寒さに負けない体作り
・○○を増やして免疫力を上げる
・これからの季節に食べるもの
今年は10月中旬まで暑い日が続きましたが、その後急激に氣温が下がって
一氣に秋から冬へと季節が移り変わっています。
この季節に起きる急激な寒暖差は体に大きな負担をかけます。
氣温の変化に体がついていけず、少々戸惑う事もあるかもしれません。
日頃の免疫力が低いとすぐに体調を崩してしまいますが、
玄米菜食を続けていると、そのような変化にも対応していけます。
外部の環境が大きく変わる時、免疫力次第でそれに適応できるかどうかが決まってきます。
食欲の秋と言われるように、涼しくなってくると食欲が増してくるのは
体温を保つために多めに食事をしてエネルギーを作り出そうとするためです。
また、日照時間が少なくなると食欲をコントロールするセロトニンの分泌が減るため、
秋になると食欲が出やすくなります。
しかし、暑い時期に冷たいものを摂っていると、内臓が冷えたまま消化吸収力が低下しています。
冷えた体でたくさん食べると胃にダメージを与え、胸やけや胃痛など不快な症状が表れます。
腸を整えることと体を温めるものを食べて、これから来る寒い季節に対応した体を作っていきましょう。
気温が下がってくると、いも類やにんじん、ごぼうなどの根菜類を食べたくなるのは
自然の摂理に沿った健康的な体の反応です。
もし体が欲するものが分からない場合は、日頃からインスタント食品やファーストフードなど
加工食品を摂り過ぎている可能性があります。
季節感の無いものを食べていると常に免疫力が低いままで体がだるく、
気温の変化についていけないので、すぐに風邪を引いてしまいます。
玄米菜食を中心とした食生活にすると一年を通して高い免疫力を維持し、
季節の変化にも対応しやすくなりますよ。
ウイルスの多くは乾燥した空氣で活発になるので、冬になると風邪などの感染症が増えてきます。
乾燥によってウイルスが飛散しやすいだけではなく、
口の中の唾液が減少して免疫力が下がりやすくなります。
口の中には腸と同じように細菌がいて、善玉菌、悪玉菌、日和見菌が存在しています。
腸内の細菌が血管に入っても肝臓でフィルターにかけられますが、
口の中の細菌はそのまま血管に侵入できてしまいます。
それを食い止めるのが口の中の唾液です。
唾液は外から入ってくる有害物質を抑えたり、
口の中の粘膜を守るといった重要なバリア機能を持っています。
他にも消化を助けたり、食後は口の中を中性にして虫歯を予防します。
口は外氣に触れて細菌やウイルス、化学物質が入ってきたり、食べ物が入ってきたり、
会話をする時は空氣が絶えず出入りするといったように、何かと環境変化の激しい場所でもあります。
唾液の分泌が減ると口の中の悪玉菌が増殖してしまい、タンパク質をエサにして増えるので
歯肉や喉の粘膜が腫れて風邪を引きやすくなります。
ストレスや疲れ、加齢や薬の副作用によっても唾液の分泌量は減少します。
口の中がネバネバしていたら唾液が不足している証拠です。
梅干しなど酸味のあるものを食べたり、食事の時によく噛むほか、
舌を意識的に動かして唾液の分泌を促しましょう。
免疫に関する細胞の7割は腸に存在しています。
いつも緊張しっぱなしだったり過剰なストレスが続くと、
交感神経が常に優位になって休日も休んだ氣になれず、疲れも取れにくくなります。
免疫機能と自律神経は密接に関係していて、自律神経のバランスを崩すと免疫力まで低下します。
つまり免疫力を上げるためには自律神経を整えることがマストなのです。
交感神経ばかり活発になっていると、ウイルスと戦う免疫細胞の働きが鈍くなりますので、
リラックスする時間を作って副交感神経を優位にして、自律神経のバランスを整えましょう。
また、食事でも自律神経を整える事ができます。
海藻類、玄米や雑穀などの精製されていない穀物、山菜のように
食物繊維が豊富なものを食べると副交感神経が優位になります。
ゆっくりと消化・吸収されていくことで、副交感神経を優位にさせます。
血糖値の上昇がゆるやかなので、消化器にもあまり負担をかけなくてすみます。
これとは逆に甘いお菓子は食べた後に血糖値が急激に上昇して交感神経が優位になるので、
甘いものばかり食べてしまう人は氣持ち落ち着かず、イライラしやすくなります。
ついつい甘いものを食べ過ぎて、その後で体が重くなった事は誰もが経験された事があるかと思います。
食べるものによって氣質が変わってくるのは、消化吸収のされ方とも関係があるのです。
自律神経を整えて免疫力を上げるには、きのこ類もお勧めです。
秋から冬になると炊き込みご飯や鍋など温かい料理に登場する回数が増え、
旨味成分も手伝って美味しく食べられます。
しめじ、まいたけ、えのき、しいたけ等、手軽に購入できるきのこがたくさんあります。
きのこにはビタミン・ミネラル、食物繊維が豊富で、がん細胞の増殖を抑えたり、
血糖値や血圧の上昇を抑えるため、生活習慣病の予防に役立ちます。
加工食品をよく食べる人は、きのこを食べる機会も少ないと思います。
もし何を作って食べればよいか困るという場合は、簡単で美味しく食べられる方法があります。
ほとんどの食材は味噌汁の具材に適しているので、とても簡単に出来るので毎日続けられます。
昔より「味噌は医者いらず」と言われるほど、味噌は栄養たっぷりの発酵食品で
日本人の食事には欠かせない存在で、腸内環境を整えてくれます。
味噌汁を飲むと氣持ちが安らぐのは、腸内細菌が喜んでいるからだと思います。
ごぼう、にんじん、さといもを入れると体が温まりますので
是非、毎日味噌汁を飲んでください。
若い頃は外に向かって好奇心が旺盛になり、健康に関心を持つ人は少ないかもしれません。
しかし氣づいた時から、なるべく早いうちから食事の改善は始めた方が良いです。
残りの人生への健康貯金になりますし、お子さんがいる方はその分長い将来への健康貯金も出来るからです。
ほとんどの病氣は、長年続けた悪習慣から来ていますので、病氣になってからでは遅すぎるのです。
いざ大病をしてから何とか手を打とうとしても、
長年に渡って自分に浸透した習慣を変えていくのは本人にとって苦痛になり、大変難しいです。
自分の体に関心を持たず何でも食べていると、40代以降になって心身の衰えが加速していき、
第2の人生を生きる余力が無くなってしまいます。
人生の後半も元氣に生きられるかどうかは、日々の食事や生活習慣によるところが大きいです。
玄米菜食にすると、体が本来欲しがっているものを多く食べる事になるので、
疲れにくい、体を動かしやすくなる、氣持ちが前向きになるなど嬉しい変化が起き始めます。
食事の改善は決して苦しい事ばかりではありません。
長い目で見れば体が楽になりますので、早めに習慣にしてしまいましょう。
山本 和佳