【一般無料】子どもをとりまく食品添加物(健康基礎講座)

・生まれた時から化学物質浸け

・粉ミルクによる死亡事故

・食品添加物の摂取を控えたら表れた変化

 

化学物質の被害は、親から子へと世代を超える毎に体質を脆弱に変えてしまいます。

それは、数十年前と比べて子どものアレルギーが激増している事からも分かります。


空氣・食・水は生命を育む大切な栄養となりますが、今はどれも化学物質に汚染されています。

食事では食品添加物や農薬など、毎日多くの化学物質が体に入ってきて
体にダメージを与え続けています。


日本では1948年に世界で初めて食品に使用してよい食品添加物として60種類が認められました。

それまで世界の多くの国では、使用していけない食品添加物リストはありましたが、
使用を認めるリストはありませんでした。

その後も使用が認められた食品添加物は、どんどん増えていきました。


リストに加えられた食品添加物が人体に安全なものだとしたら喜ばしい事ですが、
実際にはそうではありませんでした。


その問題が大きく表に出たのが、1955年に起きた「森永ヒ素ミルク事件」でした。

森永乳業の粉ミルクを飲んで高熱を出した赤ちゃんが全国で続出したのです。
お腹が膨れ上がり、皮膚の色が変わった赤ちゃんもいました。


被害者は1万2000人以上に上り、128人が命を落としました。

また、一命はとりとめたものの脳性麻痺など後遺症が出た赤ちゃんもいました。


事件の原因は、被害者が飲んだ粉ミルクの原料の牛乳の劣化を抑えるために
リン酸ナトリウムが使用されていて、それにヒ素が混ざっていたためでした。


しかし、その後も食品添加物は広く使用されるようになっていきました。

もちろん粉ミルクにも食品添加物は入っています。
森永ヒ素ミルク事件は急性の症状だったのに対し、毎日じわじわと体を蝕んでいくのです。


今は生まれる前から母親の体を通して化学物質に浸かり、生まれてから化学物質だらけの液体を飲まされる。

これでは健康で丈夫な体が育たないのも無理はありません。


母乳からダイオキシンが検出されると言われるようになってから
授乳を敬遠するお母さんもいますが、それでも粉ミルクが適切な栄養源だとは言えません。


牛乳や食品添加物のように、赤ちゃんに必要ないものが粉ミルクにはたくさん入っているからです。

母乳はお母さんの食事次第で栄養あるものに変える事ができますので、
玄米菜食をメインにして母乳の質を少しでも良くして赤ちゃんに飲ませてください。



コンビニ弁当を毎日食べている人も、おそらくそれが体に良いとは思っていないでしょう。


それでも止められないのは、自分の体の事なのにどこか他人事として食を軽視しているように思えます。


例えばコンビニ弁当を食べたとしても、すぐに倒れる事はありません。

「添加物とか入っていても少しだろう。別に問題ないのでは?」と思う人もいるでしょう。


確かに森永ヒ素ミルク事件のような急性毒性に関しては危機感を抱くでしょうが、
そうでなければ体に悪影響があるかどうかピンと来ない人もいます。

しかし、体に起きる問題はそれだけにとどまりません。


人間の体には外部の過酷な環境に耐え、体内の環境を一定に保とうとする力(ホメオスタシス)が備わっています。

それが「免疫系」「内分泌系(ホルモン)」「自律神経系」の3本柱です。


全て重要な働きをしているのですが、とても繊細で化学物質によって影響されやすいのです。

例えば免疫系に異常が起きるとアレルギー症状が出たり、
内分泌系がダメージを受けると子宮内膜症や精子の減少が起きて、
自律神経系が化学物質に汚染されると化学物質過敏症などが表れます。


毎日生きて行くために必要な機能を担っているので、
このように病名がつくものだけではなく、日常で感じる不快な症状としても表れます。

しかもこの3本柱は互いに連動しているため、どれか1つがみだれると他も乱れてしまいます。


食品添加物を含む化学物質が体に入っても悪影響を受けやすい人とそうでもない人がいます。

しかし、だからといって体に自覚症状が表れなければ食品添加物を食べても良いという事にはなりません。


たとえ病名がついていなくても、何らかの不調を抱えている人はたくさんいます。

例えば体がだるい、やる氣が出ない、氣持ちが不安定、頭痛、生理痛、風邪を引きやすいなど。


こうした症状があっても、「生活や仕事には支障が出ているが、何とかやっている・・・・」と
そのままにしておく人がほとんどです。


丈夫な体に生まれてきても、生まれつきの体質にあぐらをかいてしまうと、
何十年にも渡って受け続けた毒性に耐えきれず、最終的には生活習慣病が待っているでしょう。


化学物質の汚染によって受ける被害は、どちらにしても遅かれ早かれなのです。



ご存知の通り、あらゆる加工食品はメーカーの工場で製造され、スーパーなど小売店へ運ばれて来ます。


家庭料理のように作ったものをすぐ食べるわけではなく、
店頭に並ぶまで数時間から数日以上かかるので外見や味の劣化、腐敗や衛生面の問題が出てきます。


それを食品添加物を混ぜて解決しようというのがメーカーの発想です。

メーカーや店としては美味しそうに見えれば手に取ってもらえるし、
食中毒を出したくないので劣化を抑える事に力を入れます。


食中毒は出なくても腸内では腐敗菌が増え、血液を汚し続けている事に消費者はなかなか氣づきません。


便の状態を見れば、自分が食べているものが正しいかどうか簡単に確認できますよ。

やや太めのバナナ型で黄色っぽくて柔らかめの便は、腸内の善玉菌が多い証拠で、まさに理想の形です。

一方で黒っぽくて固い、臭いがきつい便が出ると、腸内環境は悪玉菌に傾いていますので
食事を改善して腸内環境を整えましょう。



普段から加工食品をたくさん食べている人は食事を改善する事を面倒だと感じる人もいるでしょう。

しかし本来の食事、特に和食はシンプルなものです。


主食は玄米。汁物、野菜や豆類を使った副菜や漬け物があれば、食事の基本は成り立ちます。

汁物は味噌汁をメインとして、海藻や野菜など様々な食材を具材として美味しく食べる事が出来ます。


魚料理を加えれば一層美味しくなりますし、汁物は料理によってはすまし汁にしても良いですね。


このような食事を全体から見ると、実にシンプルに出来ていて
手に入りやすい食材を使っているので簡単で美味しく、体にも良い作用をもたらします。


コンビニ弁当やインスタント食品ばかり食べているのは、やはり食事とは言えません。

生命ではない素材をかき集めて、人工的に味つけされた偽の「美味しさ」でお腹を満たす。

加工食品は次から次へと新商品が出るので、消費者は目移りしてそれを買い求める。


これを延々と繰り返すのは虚しくないでしょうか。


食品添加物の弊害を知ることなく、子どもの心身の健康問題に悩むお母さんは大勢います。

もちろん食品添加物以外にも病氣の原因になりうる要素はありますが、
食品添加物を抑えたことで、驚くような改善された事例があります。


・落ち着きが出てきた。
・性格がおだやかになった。
・母親の元を離れるのを激しく嫌がっていたが、自分の意志で保育園へ通えるようになった。
・友達への関心が増し、集団行動が出来るようになった。
・勉強に励むようになった。
・食物アレルギーが改善した。

ほかにもたくさんありますが、以前とは別人のような変わりぶりです。


子どもの心身の健康問題にお母さんはとても大変な思いをされていますが、
体に痛みが出たり、情緒不安定になってしまう子ども自身はもっと大変です。


子どもを育てる親の心がけ次第で、子どもの将来は大きく変わっていきます。

親元を巣立ってからの方が人生は長いですから、せめて一緒に過ごす幼いうちは
栄養あるものをしっかり食べさせて欲しいと思います。



山本 和佳

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