【一般無料】体を動かして病を遠ざける(健康基礎講座)

・増えているロコモ

・健康な体を作るのは自分次第

・副作用なく○○が改善!

・人生に大きな恵みをもたらす

 

日本人にとって当たり前の日常は、一歩引いてみれば大変贅沢な暮らしでもあります。


昔の人から見れば、まるで国民一人一人に召使いがついているような生活ではないでしょうか。

遠くまで移動する時は車や電車、飛行機など乗り物に乗ります。

灯りをともすのに火を起こす必要はありません。スイッチ1つで電氣がつきます。

服を洗うのは洗濯機がやってくれます。


人間の代わりに文明の利器がたくさん働いてくれています。

実に便利な世の中ですが、健康な体を作るのは自分で行わないといけません。

自分の体のことを医師にお任せしたり、薬に頼ったりしても健康になるどころか
逆に病氣にさせられてしまいます。



加齢によって筋力が低下したり、関節を痛めたり、骨粗鬆症などによって運動機能が衰え、
要介護または寝たきりになる人もいます。

こうした状態を、今はロコモティブシンドロームと呼ばれていて、
現在の日本では予備軍も合わせて4700万人いるとも言われています。


こうなるのは食習慣にも原因がありますが、運動不足の問題もあります。



体を怠けさせると体力が衰え、脳の働きも鈍っていきます。

それは年齢に比例するものでもありません。

年齢を重ねても脳が活性している人とそうでない人は、何に違いがあるのでしょうか。



脳が衰える一番の原因は、脳に届く酸素の量が減ることです。

そのための対策は2つ。

酸素を体に取り入れる力を高めることと、血流を良くすることです。


体に取り入れる酸素の量は一般的に20歳頃がピークで、その後徐々に減っていきます。

でも有酸素運動を習慣にすれば、体に取り込む酸素の量を増やすことが出来ます。



特に歩く事は誰にも簡単に出来る有酸素運動で、体内の血流も良くなります。


酸素を含んだ血液は心臓から動脈を通って全身の細胞へ届けられ、
還りは静脈を通って全身の細胞から老廃物を回収して戻ってきます。

心臓から最も遠い足から心臓へ血液を戻す時は、重力に逆らって流れていきます。


なぜ重力と反対方向へ血液が流れるのでしょうか?

それは足の筋肉がポンプのように収縮して、血液を押し流してくれるからです。

歩くとふくらはぎの筋肉を使うので、血流がアップして代謝も上がりますよ。



もう1つ、脳を活性させる大切なポイントは神経細胞です。


皆さんは頭が良い人と聞いて、どのような姿をイメージしますか?

頭の回転が速い、機転が利く、思慮深い、記憶力が高い・・・


など色々ありますが、共通しているのは脳内の神経細胞の数が多く、
神経ネットワークが発達している状態であるという事です。


手足や目、耳などから受けた情報は脳に届き、脳が出した指令によって動きます。

これらの器官は脳とつながっているので、よく働かせることで脳が活性します。


子どものうちに手足をよく動かして遊んだり家事手伝いをすると
脳が発達すると言われますが、大人も同じです。




さらに認知症の予防効果も期待できます。

歩かないことは認知症の直接原因ではないものの、お年寄りの方が転んで骨折したのをきっかけに
入院したり寝たきりになって、認知症を発症するケースが多いのです。


筋力がアップすると骨も強くなりますので転びにくく、もし転んでも骨折しにくい体になります。


また、認知症の予防効果は専門家によって立証されています。


愛知県にある国立長寿研究センターが行った研究によると、
脳にアミロイドβの沈着が認められた軽度の認知症の人達を集めて
毎日1時間かけて50から3ずつ引いて計算しながら歩いてもらったところ、
1年後には脳内のアミロイドβが消えてしまったというのです。


歩くという運動行為が脳に刺激を与えると共に景色を眺めたり、
氣温を肌で感じるなど五感から受ける刺激も脳を活性させているのです。



そして歩く事は心も健やかにしてくれます。

散歩が氣分転換になるというのも、氣のせいではなく理に叶った行動です。


日本でうつ病の患者数は増え続けています。

1984年には11万人だったのが、1993年には20万人、2010年は70万人にまで急増しています。

躁うつ病の人も含めると、100万人を超えると言われています。


うつ病で病院へ行って薬を処方してもらっている人も増えていますが、薬を飲み続けても回復は望めません。

早期受診も促されていますが、一方でそれによってうつ病の患者数が増えているという指摘もあります。


「薬で治らなかったら、一体どうすればよいのか?」と思われるかもしれませんが、
実は歩く事でうつ病も改善されます。


うつ病は脳内ホルモンであるセロトニンやアドレナリンが不足している状態です。


歩く事でそれらのホルモンが分泌されるので、うつ病の症状も改善されていくというわけです。

自分の体の中で自然に分泌されるホルモンですので、薬のような副作用の心配も無く安心ですね。



健康寿命を延ばすためにも歩く事は大切です。


介護が必要になる一番大きな原因が脳卒中で、その次が認知症です。


脳卒中は血管が老化し、動脈硬化が進んで起きるのですが、
運動する習慣によって防げるという興味深い研究結果が発表されています。



1977年にハーバード大学のリー博士が卒業生1万1千人が毎日どれくらい運動しているのか調査を行いました。

さらに13年後の1990年に行った調査で、毎日の運動量が多いほど脳卒中で倒れる確率が低い事が分かりました。

ちなみに脳卒中の予防に効果があるのは、ウォーキングや畑仕事など足腰をよく使う運動であると述べています。



歩くのが体に良いと分かっていても、仕事などで忙しく毎日は歩けないという方も多いでしょう。

歩けない時は家でスクワットをして足腰を鍛えるのも大変有効です。



女性の体に起きるトラブルも歩く事で改善されます。

女性は冷え性の人が多いですが、甘いお菓子やインスタント食品、肉食のような食事も原因です。

もう1つ体のしくみの面からいうと、女性は発熱器官である筋肉が少なく、
体を冷やす脂肪が多いのも冷えやすい理由です。


冷え性になると、代謝が低下して体に余分な水分を溜め込むので、よけいに体が冷えてしまいます。

どんどん歩いて体から熱を発する事で、生理痛や生理不順が改善され、子宮系の病氣も予防できます。



運動不足になるのは忙しい生活によるところも大きいですが、食事の面から見ると別の理由も見えてきます。


食べ過ぎで動きたくない。

甘いものを食べた後は低血糖で体がだるくなる。


食生活の乱れも運動を遠ざけてしまっているのです。
だから、ストレスや疲れを食べて発散しようという行為は要注意です。


ウォーキングをする時間が無ければ、スクワットをして筋力を上げる事でも
ストレスは軽減されて活動的になりますので、是非試してみてください。



なるべく人様のお世話にならずに年齢を重ねていきたい。

誰もがそうなる事を願っています。


ピンピンコロリと言われるように、命が尽きる間際まで元氣でいられたら有り難い事です。


もし長生きしても寝たきりだったり、美味しいものを食べられない、
行きたい場所へ移動できないという状況だと、苦しみが大きくなるのではないでしょうか。


健康管理を他人任せにしていると薬漬け、メタボ、コレステロール過多のように
病氣の手前まで迫っている人も少なくありません。


丈夫な体を維持するには自分で努力する以外に方法はありません。

よく体を動かし、筋力のある体を維持する事が心身の健康に繋がっていきます。



山本 和佳

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