【一般無料】生命を育む水(健康基礎講座)

・貴重な淡水

・生命は海から誕生した

・体内の水が不足すると・・・

 

地球のあらゆる生物は水の恩恵を受けています。


「水の惑星」とも呼ばれる地球。

生物が生きられる氣温や湿度が保たれているのも、水のおかげです。


地球全体の水のうち97.5%は海水が占めています。

淡水は残り2.5%。そのうち70%は南極や氷河から成り立っていて、25%は地下水です。
わずか1%が河川や湖、雨水などから利用できる水なのです。


陸上に住む者にとって、海水は塩分濃度が高過ぎて直接飲む事はできません。
私達が利用できる水は、ごくわずかです。


地球に存在する水の0.01%が、地球上に住む生物が利用できる水です。
飲み水、生活用水、農業、工業用水など、その多くは人間が使っています。


言うまでも無く水は地球上を循環していて、生命体にも水が豊富にあり、
河川を流れてきた水が水道を通って体に入り、体内を循環して、また体の外へ出ていきます。

体内の水と環境にある水は密接に繋がっています。



生命は海から誕生し、その一部が陸へ上がり、環境に適応しながら進化してきました。

陸上の生物の体液は海水と成分比がよく似ていて、
その事からも生命は海で誕生したのが伺えます。


現在の海水はとても塩辛いですが、太古の海水は魚類の体液と同じくらいだったと考えられています。

海から陸へ上がり、両生類、爬虫類、哺乳類へと進化を遂げる過程で、
体液はほとんど変化することなく受け継がれて、現在の人間の姿があります。


海水には地球に存在する元素のほとんどが含まれています。

鉄、銅、亜鉛などの元素が、体を構成する成分や酵素にも存在していて、重要な生理機能に関わっています。


もし鉄が欠乏すると、貧血を引き起こします。

銅が欠乏すると新生児の成長を妨げたり、または止めてしまいます。

また、亜鉛の欠乏によって食欲が低下したり、味が分からなくなる味覚障害が起きます。


人間の体にわずか1%含まれるミネラルは、無くてはならない栄養成分なのです。


体が行うあらゆる活動に関わる酵素が働くには、ミネラルが必要不可欠です。

体内のミネラルが不足すると酵素の働きも低下してしまうので、体のあちこちに不調が表れるのです。



ミネラルは体内で合成されないため、体の外から摂り入れなくてはなりません。

玄米や野菜、果物、海藻からもミネラルを摂る事が出来ます。


そして、最も欠かせないミネラル源が塩です。



塩と一口に言っても、食べるべき塩とそうでない塩があります。


ミネラルが豊富な塩は毎日摂ることで、体内のミネラルバランスを整えます。

今は海洋汚染が深刻なので、「汚染されていない海から作られた塩」というのがポイントです。

海水成分が凝縮されているので、人間の体とよく調和して無駄もありません。


一方摂るべきでない塩とは、精製された塩です。

精製の過程でミネラルや海水の汚れなどを取り除かれた、純度99.9%の塩です。


市販されている塩や、外食や加工品に味つけされている塩のほぼ全てに精製塩が使われています。


精製塩を摂っていると、体内のミネラルバランスを崩し、様々な体調不良を招きますので
体に有用な塩と有害な塩をしっかり区別して、選択する事が大切です。



繰り返しになりますが、人間の血液は海水の成分とほぼ同じなので
海水がまるごと凝縮された塩を摂るべきなのです。


きれいな海から作られた塩と精製塩。

どちらもNaClという化学式で表しますが、両者は全く異なるものです。



ミネラルが必要というなら、精製塩を食べながらでも
他の食べ物からミネラルを摂れば良いのではないかと思われる人もいるかもしれません。


しかし。欠けた栄養を他で補おうというのは不可能であり、無駄な労力でもあります。


自然界が生み出した栄養バランスはとても精密に出来ていて、
それを人間が鉄や銅、亜鉛と別々のところから集めたところで、自然の形を再現する事はできません。


自然から摂れた成分そのままを含む塩や玄米は、人間の体によく適合します。


...

人間の体は、その多くを水分が占めています。

成人は約60%、赤ちゃんは75%も体内に水分をもっています。


もし数日間水分を摂らなければ、命に危険が及ぶほど体には必要な成分なのです。


成人が1日に必要とする水は2~3L。飲んだりして、外から補給する分です。


この他にも、体内では水分の再生を繰り返して使われていて、
それに使われる水の量は1日に180Lにもなります。


食べ物よりも水分の消費量を圧倒的に多いのには驚きますね。

人間は食べられなくても塩と水があれば2ケ月生きられると言われていますが、
水分は大体1週間摂らないと死に至ります。


体から10~20%の水分が失われると何らかの異常が出始め、
20%以上の水分を失うと生命の危機に直面します。



しっかり水を補給すると共に大切なのが、ミネラルです。


汗をかくと、水分と一緒にミネラルも外へ出ていきます。
ミネラルは体内で合成出来ないため外から摂るしかないので、塩は貴重なミネラル源です。


現代人の多くはミネラルが不足しているのですが、その理由は大きく2つあります。



1つはミネラル豊富な食べ物をあまり食べていないこと。


塩もそうですが、玄米や野菜、果物、海藻、味噌などミネラル豊富な食べ物を食べない人が
圧倒的に多いと思います。

玄米菜食に変えると、必然的にミネラルの摂取量も増えます。



2つめの理由は、体が消化しづらいものを食べ過ぎていること。


肉食は最も消化器官に負担をかけます。

コンビニ食品、ファーストフード、甘いお菓子類などはミネラルが入っていない上に
消化の過程で酵素を使い過ぎてしまうので、体内のミネラルを奪っていきます。


また、喫煙も体内のミネラルを浪費してしまいます。


体の中から大切な微量栄養素を失い、それが体の不調に繋がっている事を知ると、
無駄なものを食べないようにしようと思えるはずです。




「人間の体はまるで地球の営みのようだ」と例えられることがあります。


海水が海流に乗って地球を巡るように、体内の循環も水によってなされます。


海流が地球の氣候に影響を与え、そのおかげで生きとし生けるものが命を育んでいます


人間の体も似ていて、血液が流れるのも、代謝が行われるのも
栄養を吸収するのも、水無しには行うことは出来ません。


酸素や栄養が細胞に届けられ、老廃物を排泄するためには水が絶対に必要です。



しかし今、地球が汚染されているのと同じように、地球上の生命も汚染されています。

人間が撒いた農薬や化学物質が、地球を住みづらい場所にしてしまいました。


私達は地球や人間以外の生命とも繋がっている。


それを改めて認識して、一人一人の生活から
環境に負担をかける物や習慣、考え方を取り除いていく事が人間の重要な課題です。



山本 和佳

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