【一般無料】心身を蝕む白砂糖(健康基礎講座)

・精製食品の問題

・体中で起きる機能の異常

・若いうちから体調不良に

 

白砂糖が体に悪いという事実は、何十年も前より様々な角度から専門家に指摘されています。


世間全体でその事を知っている人はあまりにも少なく、
理由の分からない体調不良を抱えている人は世代を問わず増えています。


毎日お菓子やパンを食べているとすれば、既に何らかの不調が体や心に出ていると思われます。

甘いものは習慣になりやすく、一瞬はすっきりした感覚もあるので
体調との因果関係には氣づきにくいのかもしれません。


今回は、白砂糖が体に及ぼす害についてお伝えします。



白砂糖はサトウキビから作られていますが、自然のままの食べ物ではありません。

製造の過程で精製され、分解された結果、全く別の物質になっています。


原材料のサトウキビは全体食でミネラルなど微量栄養素を含みますが、
白砂糖はそれら全ての栄養素がはぎ取られてしまった状態、いわば化学的な物質なのです。


そのようにして作られた白砂糖の問題点を簡単にまとめると、次の通りです。


1.栄養素を取り除かれ、生命を失ったものを食べると、栄養失調になる。


2.私達の体は、全体食を食べて効率的に代謝するように出来ています。

  それは長い歴史の中で、遺伝的能力によって食べてきたものに順応しようと努力した結果です。
  栄養が無い白砂糖を消化するために、体内のビタミンやミネラルが失われていきます。


3.精製されたり加工されたものを上手く消化するように出来ていないので、
  内臓や他の器官にストレスがかかり、精神にも悪影響が出ます。



栄養を体の外から摂れない上に体内の栄養を奪われてしまうと、体のあちこちで異常が起こります。

具体的にどのような事が起きるのかについて、以下に挙げました。



●体内のカルシウム(ミネラルも)やビタミンを奪われる

人間の血液は弱アルカリ性に保たれていますが、白砂糖を食べると血液が酸性に傾きます。

このままでは体は健康でいられないので、アルカリ源となるカルシウムやビタミンが使われて中和されます。

甘いものを食べ過ぎて虫歯になるのも、カルシウムが欠乏した結果です。


そればかりか骨を脆くしてしまうので、子どもの成長の妨げになり、
大人も骨折しやすく早いうちから歯を何本も失う事になりかねません。

特に高齢になると、回復に時間がかかるため、転倒した後に寝たきりになる場合もあります。


体が白砂糖を効率よく消化できないので、酵素を無駄に使ってしまい、
酵素の働きを助けるビタミン・ミネラルまで体から失ってしまいます。



●肝臓を悪くする

白砂糖を食べ過ぎると肝臓を悪くすると聞くと、驚かれるかもしれません。

肝臓を悪くするのはアルコールばかりではありません。
食べ過ぎや運動不足など長年の不摂生も肝臓をダメにしてしまいます。


こうした悪習慣が肝臓の容積を増やし、一方で吸収された栄養素の処理能力は下がってしまう。

甘いものをたくさん食べる習慣は、自ら肝臓病に向かっていくようなものです。


肝臓を悪くしている人にはいくつもの特徴があります。


体を動かすのが面倒で不精になる、食後はゴロゴロして何もしない、

食後は強い眠氣に襲われる、たくさん食べる割に便通が少なく常に便秘、

肩こり、頭が重い、物忘れがひどい、昼間は眠くて夜は熟睡できない  など


これらの症状を抱えながら生活を送るだけでも大変な苦労を伴います。

根氣が無くなるので何をするにもしんどいと感じる。
それがさらに過食や運動不足を加速させる・・・というように悪習慣に悪循環を重ねてしまうでしょう。




●胃腸を悪くする

人間の体は白砂糖を効率よく分解するようには出来ていないため、胃腸にも大きな負担となります。


白砂糖が胃に届くと、胃の働きがストップしたり弱くなってしまいます。

消化されないまま長時間食べ物がとどまるので、その重みで胃下垂になりやすいのも
甘いもの好きの人の特徴です。


胃で上手く消化されないものが腸へ移動すると、腸内で悪玉菌が増えてしまいます。


白砂糖を食べ過ぎると胃の筋肉が弾力を失って、胃だけではなく他の内臓も垂れ下がります。
すると手足が冷えたり、スタミナが無くなって疲れやすくなります。

また、胃酸過多症や胃潰瘍も甘いものが原因である事が多く、
これでは栄養豊富な野菜や穀類などを食べても効率よく吸収出来ないため
白砂糖の弊害は広範囲にわたり、過食するほど深刻になっていきます。



●皮膚病

白砂糖の害は体内だけでなく、表面の皮膚にも表れます。

甘いものを食べ続けると血液中の糖分が増え、ばい菌がわきやすくなります。

虫刺され跡や小さな傷口から細菌が侵入して、炎症を起きやすくなり、酷い場合は化膿する場合もあります。


炎症が出来やすい、または傷口がなかなか治らない人は甘いものを疑ってみてください。



このような数々の異常が体に表れ、血液が長期間酸性に傾き続けると
動脈硬化、心筋梗塞、がんにも繋がります。



白砂糖の怖いところは、市販されるほとんどの食品に入っているため
自覚が無いままに食べ過ぎてしまうところと、その被害症状が若いうちや子どもの頃から出てしまう点です。


しかも、それが甘いものによって起きていると自分で氣づいていない事は実に多いと思います。

もし甘いお菓子を毎日食べていて「自分はまだ大丈夫」と思っていたら、それは大きな誤解です。



●低血糖

白砂糖の食べ過ぎによって血糖値が急上昇すると、
今度はそれを抑えるためにインスリンが過剰に分泌されます。

その結果、血糖値が下がり過ぎて心身に支障がでてしまうのです(低血糖)


特定の病氣を診断されていなくても、何らかの不調を抱えていませんか?

次のような不調を感じている人は大変多いです。


極度の疲労、うつ、不眠、不安、いらいら、頭痛、めまい、発汗、

体の震え、心臓の動悸、筋肉痛、腰痛、食欲不振、発作的に泣く、集中力の低下、

感覚麻痺、慢性的な消化不良、精神錯乱、手足が冷たい、目のかすみ、筋肉のけいれん、

非社会的行動、落ち着きが無い、肥満、ふらふらする、腹部のけいれん、意識喪失、ひきつけ、

忘れっぽい、神経過敏、優柔不断、生殖機能の低下、機嫌が悪い、アレルギー、

氣が狂いそうになる感じがする、皮膚のかゆみ、息が切れる、発作的に息苦しくなる、

溜息とあくび、悪夢を見る、口がかわく、耳鳴り、体臭、口臭、かんしゃく、

突発的に熱が出る、音と光に敏感



これらは、低血糖の人によく表れる症状です。

全てが白砂糖が原因というわけではありませんが、心当たりのある人は
甘いものを控えてみてください。


低血糖になる原因は白砂糖だけではありません。
小麦粉や白米のような精製食品も習慣的に食べていれば、低血糖を引き起こします。


他にもコーヒー、タバコ、過剰なアルコール、肉食、食べ過ぎ、重いストレスも低血糖の原因になります。




生物は皆、動くことを前提とした機能が体に備えられています。

人間も食べ物を得るため、生活を営むためによく歩き、走り、物を持ち上げて運ぶ
というような体を動かす事に多くの時間が費やされていました。

私達の祖先の生活に体が順応した結果、人間は体をよく動かす生活に必要な酸素量を取り込む事によって
効率的に体を動かすように出来ています。


現代人は、昔の人達が行っていた体の動かし方や運動の90%以上取り除かれた生活をしています。

生活様式が大きく変化した事も大きいですが、食べ過ぎや食生活の乱れによって
動きたがらない体を作ってしまったという事もあるのでしょう。


活動的に動き回ろうとする体になれば、精神の疲労も大幅に軽くなりますので
日常的に甘いものを食べている人は、それを控えるところから始めてみてください。



山本 和佳

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