【一般無料】タバコの害~Part2~(健康基礎講座)

・煙と一緒に有害物質を吸い込んでいる

・喫煙は○○○が非常に高い

・受動喫煙から逃げられない一番の被害者

 

タバコには4000種類以上もの有害物質が含まれています。

それを不完全燃焼させながら煙を吸うのですから、体に悪いだろうという事は誰にでも分かります。


タバコが体に悪い要因としてまず思い浮かべるのが、ニコチンやタールではないでしょうか。


ニコチンは喫煙中にほとんどが氣体になって、それが煙と一緒に体内に入ると
血液に溶けて全身を巡り、麻薬と同じ依存傾向を作ります。


覚醒剤と同じように、ニコチンは脳や脊髄の中枢神経系に作用して耐性を作ります。


繰り返し吸っていると同じ効果を得ようとして、どんどんタバコの本数が増えていきます。

そうしているうちに、吸っていない時に体内のニコチンの量が減ると、
不快な感覚がしてタバコを吸わずにいられないという、ニコチン依存になってしまうのです。



もう1つのタールは、ニコチンよりもはるかに有害です。

タールとは、ヤニからニコチンと水分を取り除いた分で
タバコの葉や添加物に含まれる成分が不完全燃焼した事によって発生する物質です。


ニコチンは体の外へ排泄されますが、タールは一度体内に入ると一生残ってしまいます。

これだけでも危ないのですが、さらにタールには数十種もの発がん物質が含まれている上、
発がんを促進する作用も持っています。


タバコには、タール以外にもたくさんの発がん物質が入っていますが、
それらの物質は、単独よりもタールと混ざることで発がん率が高くなります。


タバコがきっかけでなるがんは、氣管や食道などの煙の通り道だけに発症するのではありません。

体に吸収されて、血液に入って全身に流れますので、胃や肝臓、腎臓、膵臓などの
臓器においても発がんリスクが高くなります。


海外ではタバコのパッケージに「タバコはがんの原因になる」「タバコは人を殺す」といった
明確な警告文を載せています。


それに対して日本はタバコの規制が甘く、パッケージに強い警告文は載せていません。

また、他の先進国と比べてタバコの価格は安いのも、タバコを止められない大きな理由です。




喫煙する時にタバコは不完全燃焼を起こしているのですが、この際に発生するのが一酸化炭素で
タバコの煙の4分の3を占めています。


タバコの煙を吸うと頭痛、めまい、吐き氣を起こすのも、一酸化炭素の中毒症状によるものです。


ご存知のように酷い一酸化炭素中毒になると、火災の時のように酸欠で死に至る事もあるほど人体に危険なのです。


すぐに命を落とすまでではなくとも、タバコを吸っていると
十分な酸素を体内に取り入れることが出来なくなってしまいます。



一酸化炭素は体内で活性酸素を大量発生させます。

活性酸素は体内に炎症を作って老化を促進し、血栓を作り、動脈硬化が進むなど
体中がダメージを受けて、あらゆる病氣の原因になります。


タバコの煙に含まれている一酸化炭素の量は、環境衛生基準の2000倍にもなります。


このように、タバコに含まれるよく知られている成分だけでも、これだけの健康被害があるのです。


タバコに含まれる4000種類以上の有害物質がどのような化学変化を起こすのか
という事については、誰にも分かりません。


タバコを吸うだけで自殺行為になるというのは大げさではなく、本当の事なのです。


これほど危険なタバコを自らお金を払って吸い続けている人がいるのは、
タバコには中毒性があるので、止めようと思ってもなかなか止められず、
それと共に怖いのが思考がコントロールされてしまう事です。



タバコが思考回路をコントロールしている、と言われると
喫煙者は「そんなことはない」否定したくなるでしょう。


しかし、周りの人が心配して「タバコは体に悪いですよ」「早くやめるべきですよ」と言われた時、
たいていの人は次のような言葉を返しているはずです。


「喫煙は個人の自由。吸う権利がある」

「タバコを吸うと仕事がはかどる」

「健康に良くないことは知っているけど、止めるストレスの方が体に悪い」


このように主張する人が多いのではないでしょうか。

また、言葉の表現は違うけれど、タバコを吸う行為を正当化する発言をしているでしょう。


タバコが自分や周りの人の体の健康を害する事は、子どもも容易に分かる事です。

それを横に置いてタバコを吸う事を合理的であるように感じているというのが
喫煙者が思考をコントロールされていている証拠です。


こうした言い訳は非論理的で、体も思考もニコチンに支配されています。

喫煙は、その人の生活習慣や食習慣にも悪影響を根深く残します。




非喫煙者も街中や外出先で、意図せず受動喫煙してしまう事があります。

規制が甘い日本で生きている以上、やはりタバコの害について知っておく事は大切です。


両親や家族がタバコを吸わない家庭に生まれた人は、家の中で煙の被害にあうことなく
成長期を過ごせるというのは、両親に感謝すべき恵まれた環境だと思います。


自立して社会へ出ていくと、様々な生活習慣や価値観を持った人と出会います。

もし結婚した相手がタバコを吸っていたら、生まれてくる子どもも早くから健康被害を受けてしまいます。


そうした悲劇にならないよう、予めタバコの有害性を知って健康を守りましょう。


一方、喫煙者は氣づかないうちに人から拒絶されている事があると思います。

タバコを吸わない女性のほとんどが、非喫煙者を結婚相手に望んでいるそうです。




受動喫煙の被害を最も強く受けているのが赤ちゃんや子どもです。


特に生まれる前の胎児にとっては、お母さんの体に全て影響される中で生きています。


もし妊婦さんが喫煙したら、赤ちゃんは強制的に受動喫煙をさせられてしまいます。


超音波検査で調べると、妊婦が喫煙する度に胎児の呼吸筋の働きがストップするのが見て分かるそうです。

赤ちゃんがタバコの害を察知して拒絶しているのでしょう。本当に氣の毒です。


タバコを吸うと体内の酸素が不足するのですが、胎児も同じように酸素が不足し、
胎盤の機能が低下するため、低出生体重児や早産のリスクも高くなります。


低出生体重児は、認知機能、注意力、神経運動機能の発達に問題が出やすいです


低出生体重児が生まれる原因は喫煙以外にもありますが、タバコは明らかに母親の責任なので
赤ちゃんに害しか与えないタバコはスッパリ止めましょう。


他にも妊婦の喫煙は乳幼児突然死、先天異常、知能低下などに関係しています。

生まれた後の成長していく過程、大人になってもその影響を受け続ける可能性もあります。


子どもの元氣な成長のためにも、タバコは吸うべきではありません。




タバコついて色々調べてみると、やはり「百害あって一利なし」という言葉に尽きます。


「吸わないとストレスになる」と喫煙者は言い訳しますが、
そうではなくて、吸うからストレスになっているのです。


始めは好奇心だったり、些細なきっかけからというのがほとんどで、
健康や時間、お金などの多くを無駄にしてしまっています。


タバコには近づかない、既に吸っている人は少しでも早く止める事が
自分や周りの人を守る行動の第一歩になります。



山本和佳

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