動物ではない!植物鶏の実態…

脳を殺すことで、鶏たちの苦痛を和らげる…。
新しい養鶏システムとは…

食品プロジェクトが提案マトリックス ·スタイル縦長チキンファーム
http://www.wired.com/underwire/2012/02/headless-chicken-solution/

(以下日本語訳)
アーキテクチャ学生アンドレ·フォードは、鶏が恐怖を経験しないように鶏の大脳皮質を除去し、大量生産をするための新しいシステムを提案している。

毎年、イギリスでは、およそ8億羽の鶏が食用肉のために殺されています。

彼らは、生まれてから殺されるまで約6~7週間の間、自然の光を浴びない広い鶏舎でぎゅうぎゅう詰めになって暮らしています。

彼らは品種改良されていて、短期間で急成長するように体が造られています。
けれど、それは彼らの意思とは関係なく、食用の利便性のために改造されたことなので、肺などの内臓が自分の体の急速な成長に追いつかないため、死に至ることもあります。

パデュー大学の哲学者ポール·トンプソンは“ブラインドチキン·ソリューション(盲目の鶏飼育法)”について
「盲目の鶏は、普通の鶏に比べ、過密状態になることに恐怖を感じにくいという。
鶏の目を見えなくする飼育法は、とても人道的である。

我々は、家禽業界で過密の問題に対する解決策として、食品製造に盲目の鶏を使用することを検討する必要がある。
業界にとってもいいし、鶏にとってもよいであろう」
と主張しています。

フォードはさらに一歩進んだ“ヘッドレス·チキン·ソリューション首なし鶏飼育法”提案をする。

「苦痛の原因である感覚の認識を阻害するために鶏の大脳皮質(ニューロンの神経細胞体が集中する部分)を除去をする。
鶏は、大脳皮質を除去しても成長することができ、恒常性機能が動作し続けるようにそのまま保持される。
これを行うことで、彼らはより苦痛がなくなり、高密度条件で製造することができるようになる。」

「増え続ける鶏の需要を満たすため」
「脳を殺すことで、鶏たちの苦痛を和らげるために」
この2つの理由からフォードは、このソリューションを提案しています。

(以下、IT News from a Different Perspectiveから本文引用)
http://estoryposts.wordpress.com/2012/02/21/headless-chicken/

「Headless Chicken Solution」の簡単な流れはこうだ:

鶏の大脳皮質を取り除く。
恒常性機能を持続させるため、脳幹はそのまま保持

巨大な生体維持装置にまとめて積み上げる

飼育密度を高めるため、鶏の足も取り除く

チューブから餌や水、酸素の供給や排泄の処理を行う

ちょ うど映画『マトリックス』で、人間が発電装置として生体維持装置のチューブや電気プラグに繋がれていたようなイメージだ。現存の鶏舎では、1立方メートル あたり3.2羽の飼育が限界だといわれている。新たなシステムを用いることで、1立方メートルにつき11.7羽が飼育でき、大幅に生産効率が向上するのだ という。

フォードは『Wired』誌へのインタビューで、
「現存の養鶏システムも、同じくらい衝撃的なものだ。ただ、消費者がその現状に気づいていないか、もしくは見ない振りをしているだけだ」と語った。

「現存のシステムとの最も大きな違いは、鶏の苦痛を取り除いてやれるということだ。私のシステムが人道的に正しいかどうかは、消費者が決めればいい」

また彼は、「自身のシステム」と「マトリックス」との類似点についても触れている。

「似ているのは認めるが、マトリックスの方が良心的だと思う。映画の中で、優性種の“マシン”は、チューブにつながれた劣等種の“人間”に夢(仮の現実) を見させている。しかも、現実よりも格段素晴らしいものをだ。このシステムでは、鶏たちは“素敵な夢”を見ることなんかない」

まだまだ開発段階のシステムだが、一般に採用される可能性はあるだろうか?

確かに、家畜の苦痛を和らげることや、生産性・効率を考慮すると、非常に優れたシステムかもしれない。だが、これではもはや鶏たちは「動物」とは呼べず、野菜や果物と同じ「植物」でしかなくなってしまう。

「動く、食べる、鳴く」という動物の根本的な生態を奪ってまで、人間の生活を向上させるべきなのか?そもそも、人間にそんな権利はあるのか?非常に難しい問題だと思う。

皆さんはどう思いますか?

木野 実