一般無料「インスタント食の罠」健康基礎講座


・主婦の仕事を変えてしまった


・カロリーゼロ食品の罠

食の欧米化が進む中で、ライフスタイルの変化は主婦の働き方にも及びました。

高度経済成長の時代に、家庭の主婦は家事に縛られるより
社会進出するのが時代にふさわしいという風潮が強くなりました。

そうして食事を作る時間を惜しみ、外へ働きに出る女性が増えていきました。

すると、その隙を突くように家庭へインスタント食品やレトルト食品が
どんどん入り込んできました。

家事が楽になるし、調理の手間が省けるともてはやされましたが、
その代償はあまりに大きいものでした。


インスタント食品で育った子が大人になり、やがて親になると
その子どもは生まれた時からインスタント食品に囲まれた生活を送ります。

次第に病氣やアレルギーが増え、子どもの体質は代を追うごとに
弱くなっていきました。

 

●子どもの糖尿病が増加

大人の糖尿病も増えていますが、糖尿病を患う子どもが増えています。

中には動脈硬化の兆候がある小学生もいるほどです。

動脈硬化といえば、中高年になって長年の生活習慣病から
引き起こされるものと思われていますが、小学生の時点で血管が狭くなり
血液が流れにくくなっているとは大変怖ろしい事態です。


以前は子どもの糖尿病というと、1型糖尿病(小児糖尿病)が多かったですが、
今は生活習慣が原因で発症する2型糖尿病が増えています。

主な原因は脂質の多い食事、運動不足、朝食を食べないなど習慣の乱れにあります。


大人の糖尿病は肥満でない人も多いですが、子どもの糖尿病は7~8割が肥満と言われいます。

自覚症状が無く、検査で判明することが多いそうです。
ただ、肥満でなくても糖尿病になる子どももいて、一見すると糖尿病とは分かりません。


子どもの営養状態は、両親の食習慣から影響を受けています。

子どもの肥満は、大人になってから病氣になるリスクを高くしますので、
玄米菜食の食事にして、毎朝必ず食べる習慣を身につけましょう。

 


●疲れたら体を動かす

心や体が疲れた時に何かを食べたい欲求があっても、一呼吸おいて
まずは体を動かすことをお勧めします。


例えば、仕事で疲れた帰り道に20~30分歩くだけでも氣分が晴れてきます。

心の疲れを和らげ、良い氣分転換になります。セロトニンが分泌されます。
副交感神経を優位にして、食べたい衝動を抑えられます。


デスクワークのように頭だけ酷使して体をほとんど動かさない時の疲れや
緊張や不安から来る疲れが生じた時に、何かを食べようとすると
衝動的な食べ方になりやすいので注意しましょう。

これは現代人に多い疲れのタイプです。


疲れはその日のうちに取ることが望ましいですが、
忙しい日が続くと、翌日に疲れが残ることもあるかと思います。

疲れが溜まったからといって、休日にゴロゴロすると逆に疲れが積み重なります。
疲れた時は体を動かすことをお勧めします。


体を動かした後の心地良い疲労感は、正常な食欲を促して
食事を美味しく食べられるようになります。

それがジャンクな食品を遠ざける助けになりますし、
家でダラダラ食べる悪習慣からも離れる事にもつながっていきます。

 


●カロリーゼロ食品の罠

「ダイエットしたい」「メタボを何とかしたい・・・」

このような人が手を伸ばしがちなのが、カロリーゼロ食品と呼ばれるものです。

スポーツドリンク、コーヒー、ゼリー、人工甘味料など
様々な商品が流通しています。


世の中の多くの人は、健康に良いものと捉えているかもしれませんが、
残念ながら食べても体が健康になることはありません。


①味付けなどに化学物質が使われている

 カロリーゼロで売れる商品を作るには、美味しさも必要とメーカーは考えます。
 すると、食品添加物を使って人工的に味付けをすることとなります。

 

②カロリーゼロ食品を食べても痩せるとは限らない

健康で適正な体重を維持するためには、
食事の営養バランスや正しい生活習慣が必須条件です。

炭水化物、脂質、たんぱく質のバランスが崩れたり、運動をしないと
体の中で上手く代謝できなくなります。


本来なら体のエネルギーになったり、組織を作るために摂取した営養が
代謝されない場合は、脂肪として蓄積されます。


営養が足りないと、体は食欲を出して不足を補おうとします。
しかし、当人は目の前にある食べたいものを食べてしまう。

つまり、体が本当に欲しているものが何か分からず、とりあえず食欲を満たそうとするのです。

とりあえず・・・と食べるものは、たいていジャンクフード。
これが病氣につながっていくのです。

 

③甘味や刺激の強い味に慣れてしまう

カロリーゼロ食品を食べていると、人工甘味料や化学の味付けに慣れてしまい、
体が何を欲しているか分からなくなってしまいます。

正常な味覚が失われ、野菜や果物のような自然の味より
人工的な味を求めるようになります。

 

加工食品全般が体に悪いと理解していれば、こうした商品も食べることは無いでしょう。


もちろんの事ですが、メーカーは商品の欠点は伝えてくれません。

まるで健康や美容に効果があるかのように、耳心地の良いキャッチフレーズなどを使って
巧みに消費者の関心を引こうとします。

カロリー神話を利用したメーカーの戦略とも言えます。

消費者は注意深く確認しながらお買い物をして、健康を守りましょう。

 

 

●若者の朝食離れ

最近のニュースで、20~30代の約3割の人が朝食を食べていないという
調査結果が報道されました。


朝にエネルギー源を摂取しないと、日中の活動量や質が低下してしまいます。

仕事や勉強に集中できず、やる氣も無くなっていきます。


20~30代の中には大学へ進学したり、または就職して親元を離れた人もいるでしょう。
しかし、自炊生活で毎日朝ご飯を作って食べている人もいます。

朝ご飯を作れない、または食べられない本当の原因は前日の夜の過ごし方にあります。

夕食が遅い、夕食と別に深夜に食べてしまう人もいます。


このことは、先程の食のインスタント化とも関係があります。

食材を切って調理して食べる行為は、活動時間に行うものです。

ところが深夜は調理などしていられないからカップラーメン、電子レンジで出来るものや
そのまま食べられるもの、つまり楽して食べれるものに手が出やすくなります。


アメリカに「カウチポテト」という言葉があります。
カウチはソファを意味していて、それに座ってポテトチップやスナック菓子を
食べながら、ずっとテレビを観ている人を指します。


こういう生活をする人が増えて、アメリカは肥満大国と言われるようになりましたが、
日本も他人事ではありません。

テレビやスマホを観たり、ネットサーフィンしながら
ジャンクフードを食べる生活をしていたら、食事の営養や生活リズムの乱れ、
運動不足が重なって、病氣になる体質を作ってしまいます。

 

食に対する思考も変えられてしまった結果、病氣が急増して
子どもの糖尿病まで増えてしまいました。

家事の負担を軽くする工夫は大事ですが、
楽をするために化学的なものが入り込むと、食事は乱れます。

そして、楽をするはずが逆に病氣で苦労するはめになってしまうのです。

洋食への憧れにも似た洗脳によって
日本人の食習慣は大きく変わってしまいました。


日本の食事は世界から賞賛されるほど営養バランスに富み、
健康長寿をもたらす素晴らしい食文化です。

是非とも、毎日の食習慣としてください。


山本和佳