・介護生活にならないために
・早めに老化対策
・加齢による○○○
老化自体は避けられないものですが、老化速度は遅らせる事ができます。
老化速度が早ければ、病氣にかかる確率は格段に上がります。
●フレイル
「フレイル」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
虚弱を意味する「failty」から来ている言葉で、要介護になる手前の状態を指しています。
年齢を重ねるごとに、フレイルをいかに避けるかが大切です。
フレイルには身体的フレイル、精神・心理的フレイル、
社会的フレイルの3つの側面があります。
①身体的フレイル
体重減少、筋力低下、疲労感、歩行速度、身体活動
例えば、筋力が低下すると体を動かしづらくなり、運動機能が低下する状態を指します。
②精神・心理的フレイル
主に認知機能低下や 抑うつ状態を指します。
氣分の落ち込みや、やる氣が起きない
③社会的フレイル
引きこもって社会との関係を断絶したり、
就労など社会酸化する機会を失う、生活に困窮するなど
社会に関わる中での問題。
これら3つの側面のフレイルは、お互いに影響し合っています。
それによって悪化が進むと、要介護になるリスクが上がります。
また、自分の老化度合いを自分で確認する事も出来ます。
<フレイルの診断基準>
①体重減少
6ヶ月で、2kg以上の(意図しない)体重減少
②筋力低下
握力; 男性 28kg未満 、女性 18kg未満
③疲労感
わけもなく、疲れたような感じがする。
④歩行速度
通常の歩行速度が、1m/秒未満。
⑤身体活動
・軽い運動、体操をしている。
・定期てな運動・スポーツをしている。
上記のいずれかの運動を週に1回もしていない。
上記の①~⑤のうち、
3項目以上が該当・・・フレイル
1~2項目が該当・・・フレイルの予備軍
また、以下は介護支援事業に使われているチェックリストです。
フレイルを早期発見して、支援を行う生活機能評価のために用いられていますが、
自己チェックとしても使っていただけます。
チェック方法:各項目の回答で1が該当する数(各項目の後の【】内を参照)で評価されます。
評価方法の詳細は、項目一覧の後ろに記載しました。
【チェックリスト】
<1~5:日常生活関連動作>
1.バスや電車で1人で外出していますか。【はい:0,いいえ:1】
2.日用品の買いものをしていますか。【はい:0,いいえ:1】
3.預貯金の出し入れをしていますか。【はい:0,いいえ:1】
4.友人の家を訪ねていますか。【はい:0,いいえ:1】
5.家族や友人の相談に乗っていますか。【はい:0,いいえ:1】
<6~10:運動器の機能>
6.階段を手すりや壁を伝わらずに昇っていますか。【はい:0,いいえ:1】
7.椅子に座った状態から、何も使わずに立ち上がっていますぁ。【はい:0,いいえ:1】
8.15分くらい続けて歩いていますか。【はい:0,いいえ:1】
9.この1年間に転んだことがありますか。【はい:1、いいえ:0】
10.店頭に対する不安は大きいですか。【はい:1、いいえ:0】
<11,12:低営養状態>
11.6ヶ月間で、2kg以上の体重減少がありましたか。【はい:1、いいえ:0】
12.BMIが18.5未満ですか。【はい:1、いいえ:0】
<13~15:口腔機能>
13.半年前に比べて、固いものが食べにくくなりましたか。【はい:1、いいえ:0】
14.お茶屋汁物などでむせることがありますか。【はい:1、いいえ:0】
15.口の渇きが氣になるますか。【はい:1、いいえ:0】
<16~17:閉じこもり>
16.週に1回以上は外出していますか。【はい:0,いいえ:1】
17.昨年と比べて、外出の機会が減っていますか。【はい:1、いいえ:0】
<18~20:認知機能>
18.周りの人から「」・いつも同じことを聞く」など、物忘れがあると言われますか。
【はい:1、いいえ:0】
19.自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしえちますか。【はい:0,いいえ:1】
20.今日が何月何日かわからない時がありますか。【はい:1、いいえ:0】
<21~25:抑うつ氣分>
21.(ここ2週間)毎日の生活に充実感がない。【はい:1、いいえ:0】
22.(ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが、楽しくなくなった。
【はい:1、いいえ:0】
23.(ここ2週間)以前は楽にできていたことが、今では億劫に感じる。
【はい:1、いいえ:0】
24.(ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない。【はい:1、いいえ:0】
25.(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする。【はい:1、いいえ:0】
以下の4つの条件のうち、1つでも該当するものがあれば介護支援事業の対象となります。
・1~20までの項目のうち、10項目以上が「1」
・6~10までの項目のうち、3項目以上が「1」
・11,12の項目どちらも「1」
・13~15までの項目のうち、2項目以上が「1」
.
上記のチェックで介護支援事業の対象に該当した場合、
さらに以下の支援が考慮されます。
・項目16の回答が「1」
・18~20までの項目のうち、いずれか1つ以上が「1」
・21~25までの項目のうち、2項目以上が「1」
●高齢者の低栄養
老化と共に食事量も減っていきます。
これは基礎代謝量が低下すると、1日の活動量が減って、エネルギー消費量が減るためです。
基礎代謝とは、蠕動運動や呼吸、血液循環など生命を維持するために
必要なエネルギー代謝を指します。
基礎代謝の低下の原因は、他にもあります。
酸素をたくさん消費する筋肉が萎縮し、酸素の消費量が少ない脂肪に置き換わるためです。
筋肉にはミトコンドリアが数多く存在しているので、筋力の維持は見た目も体の内側も
アンチエイジング効果があります。
味覚の衰えや、歯の本数が減ることなども加わり、
食べ物を噛んで味わう能力も衰えます。
こうしたことが影響して、営養不足を招きやすくなります。
さらに運動不足になり、筋肉量が低下して骨が弱くなり、骨折のリスクが高まります。
●衰えを防ぐ
加齢で運動機能が低下して、体の活動がしづらくなる状態を
ロコモティブシンドロームと呼ばれています。
これを予防するためには、運動をして筋力を維持することが重要で、
そのために最も手軽に出来るのが歩いたり、スクワットする事です。
国立長寿医療研究センターでは、
体を動かしながら認知症の予防を呼びかけています。
・散歩しながら引き算など(計算)をする
・足踏みしながら数を数える
・踏み台昇降しながら、しりとりをする
体を使うと同時に頭も使い、さらに脳の活動を活性して、
認知症の予防、または発症を遅らせる効果があります。
脳の活性といえば、人との交流も大切です。
地域のイベントや行事、趣味の同好会などに参加するなど
何らかの形で社会に関わる事で脳は活性し、体を適度に動かす
例えばヨガや太極拳の教室に通うと、有酸素運動をして
人と会話したり笑ったりする事で、楽しく脳も活性します。
年齢を重ねても若々しい人は認知機能が高く、
フレイルの発症が遅いという共通点があります。
まだまだ体は動くし、要介護には程遠いという人も
老化で衰えていく体の変化を予め認識しておくと、それに備えて
じっくり予防に取り組む事が可能です。
また、兆候が表れても早めに対応することが出来ます。
体に不調が出ても放置したり、まだ大丈夫と無理を通すと悪化する一方です。
老化対策をして、健康に恵まれた生活を送りましょう。
山本和佳