・認知症のタイプ
・すぐに出来る予防対策
日本で認知症が増え続け、2030年には推計で万人が認知症患者がのぼると
さらに認知症の予備軍とされる軽度認知障害は
2030年に593万人に増えると見込まれており、
合わせて1100万人にまで増えると推計されています
●脳の異常
認知症にはアルツハイマー型、レビー小体型、血管性型、前頭側頭型があります。
アルツハイマー型は脳内にアミロイドβというタンパク質のごみが溜まり、
脳の神経細胞が死んで減少し、脳が萎縮することで発症します。
記憶を司る海馬から始まることが多いので、物忘れから始まり、
認知機能がだんだん衰えていきます。
レビー小体型は、レビー小体という物質が脳の中に広く表れることで発症します。
レビー小体はαシスクレインというたんぱく質のごみの集まりで、
どの位置に表れるかで症状も事なります。
溜まってしまうのは、毛細血管漏れによる。
ゴミたんぱくを回収できず、しかもそれが毛細血管を傷つけて、ますます悪化させていきます。
血管性型はアルツハイマー型に次いで患者数が多く、
脳梗塞や脳出血によって認知機能が低下します。
誕生時、人間の脳には150億個もの神経細胞があると言われています。
3歳までに80%、6歳までに90%、20歳で出来上がります。
20歳を過ぎると、1日に約9万個、年間で3000万個以上も
神経細胞がごみになります。
毛細血管の血流が滞ると、脳内にごみが溜まりやすくなります。
すると免疫が働いて、毛細血管に炎症が起きます。
それによって神経細胞の働きも悪くなり、
じわじわと時間をかけて悪化し、認知症を引き起こします。
アルツハイマー型もレビー小体型も、脳内にごみが溜まり、正常に処理されず発症します。
認知症を予防するためには、毛細血管を元氣にして、
たんぱく質のごみを速やかに排出させる音が大事です。
●もの忘れとの違い
アルツハイマー型認知症は、記憶力低下の症状から始まります。
それによって仕事や人間関係に支障が出てしまう点も特徴として挙げられます。
直前に食べたものを忘れる。
言葉の意味が分からなくなる。
時計を読めなくなる。
このような認知機能の低下に加えて、暴力や俳諧などコントロールを失ったような行動や
不安、抑うつといった心理的症状等が表れます。
認知症は予防することが可能です。
今回は主に食事から予防できることをお話し致します。
●玄米
白米や麺類など精製された食品は血糖値を急上昇させてしまいますので、
玄米など未精製のものを食べましょう。
未精製の食品には食物繊維が豊富に含まれ、血糖値の急激な上昇を抑えます。
血糖値の急上昇は、血管や脳細胞の慢性炎症を起こして、
脳血管性認知症やアルツハイマー型認知症になるリスクが高くなります。
糖質は3大営養素の1つで欠かせないものでありますが、
何でも良いのではなく、何から糖質を摂るか正しく選択する必要があります。
●ネバネバ食材
日本人はネバネバした食べ物が大好きです。
昆布、めかぶ、納豆、オクラ、モロヘイヤなど。
これらに含まれるネバネバ成分には水溶性食物繊維のムチンが含まれています。
糖の吸収を穏やかにして、血糖値の急上昇を抑えます。
ムチンは他にもドライアイの予防、免疫力の向上、疲労回復効果もあります。
ネバネバ食材はおかずにしても美味しいし、味噌汁に入れても
昆布はだしとして活躍してくれます。
●複数の発酵食品を組み合わせる
日本には優れた発酵食品がたくさんあり、玄米との相性も最高です。
味噌、醤油、納豆、漬物、梅干し、酒、麹など
これらを組み合わせて毎日食べることによって、腸内環境を改善し、免疫力を高くして、
認知機能はもちろん、様々な病氣のリスクを抑えます。
発酵食品を組み合わせると、相乗効果でさらに美味しくなるのも良いところです。
例えば味噌を2種類以上そろえて、混ぜたり日によって味噌を変えるのもお勧めです。
腸が汚れると血液が汚れ、全身にも脳にも炎症が起こります。
腸内環境を整えるにも、食事を美味しくするためにも発酵食品は欠かせません。
●魚介類
魚にも抗酸化成分が含まれています。
さば、秋刀魚、いわしなどの青魚には、オメガ3脂肪酸のDHAとEPAが
豊富に含まれています。
オメガ3脂肪酸は、抗酸化力が高く、悪玉コレステロール値を下げ、
動脈硬化を防いで、血流を改善します。
脳内の神経細胞の成長や維持にも関わっていて、記憶力向上に繋がるので
子どもに食べさせると学力が上がると言われています。
魚を週2回食べる人は、月1回食べる人と比べて、
アルツハイマー型認知症の発症が41%も減少したという研究発表もあります。
DHA・EPAは青魚以外にもマグロ、うなぎ、鮭にも含まれています。
そして赤い魚にも抗酸化物質が豊富にあります。
鮭、蟹、桜えび、金目鯛など赤い魚に含まれるアスタキサンチンという色素は、
なんとビタミンCの6000倍以上の抗酸化力を持っています。
アスタキサンチンは脳血管門を通過して、脳へダイレクトに届く脂溶性の抗酸化物質です。
活性酸素によるダメージから脳を守ってくれると言われています。
アスタキサンチンは脳にも全身にも抗酸化力を発揮します。
脳の血流を促進、脳疾患の予防、眼精疲労の改善、疲労回復、
運動機能アップ、血管を若返らせる、美肌、美白、老化予防
さらにアスタキサンチンの摂取と軽い運動を組み合わせると、
記憶力がさらに良くなります。
例えば、歩いた後に鮭などを食べるといった具合です。
アスタキサンチンは熱に強く、油と一緒に摂ると体に吸収されやすくなります。
皮にも豊富に含まれるため、鮭や金目鯛の皮も食べることをお勧めします。
炒め物、カルパッチョなどで美味しく油を摂りながら
若返らせることができます。
認知症になると物忘れから始まり、自分で自分が分からなくなる。
暴力的になったり、人間として理性的判断が出来なくなって、コントロールを失います。
一緒に暮らす家族もとても苦しい思いをします。
さらに生活困窮など、病氣の症状以外でも自由を奪われていきます。
元氣なうちから予防をしっかりして、何歳になっても若々しく楽しく過ごしましょう。
山本和佳