・正体不明?の食べ物
・加工品の罠
・あらゆる所で起きる弊害
●不自然な食生活
便利で安い食生活はだいたい不自然で、肝心の素材が忘れられています。
・お惣菜を飼って食べる。
・料理をレンジで温める
・化学調味料で味付けをする。
このような食生活は食材そのものが無かったり、
素材の味が分からなくなる(隠す)味つけがされています。
また、カップラーメンやコンビニ弁当は器がプラスチックで出来ています。
自分で料理を作る食生活では、食器は繰り返し洗って使いますが、
インスタントな食事では、器が使い捨てにされます。
毎日のようにプラスチック製の器で食べ、その後は器をゴミ箱へ捨てる習慣は
営養不足に加えて、心まで貧しくなってしまいます。
食育という言葉がありますが、子どもだけでなく大人も
食事によって人間性が作られていくと思います。
土に根を張った野菜、海を泳いでいる魚や海藻をとって来て
食卓に並べるのが本来の食事のあり方です。
お金を払えば何でも手に入るという驕りから、食べるものを選び間違えてしまいます。
自然のサイクルから外れてしまうと食事が崩壊して、考え方も歪んでしまいます。
●食糧自給率
日本の食糧自給率の低さは先進国の中でも群を抜いています。
2021年時点で日本は38%。
アメリカは104%、ドイツは83%、フランスは121%。
他の先進諸国は、万一天災や戦争などの経済危機に陥っても、
自国で食糧をまかなう事ができます。
日本は海に囲まれた国でありながら、漁業の自給率も低く、
今では農作物も海産物も輸入が頼りになっているのが現状です。
食糧自給率が30%を切ると、一国の存在が危ういと言われています。
これでは国際情勢の悪化など、いざという時に食糧の輸入がストップしたら
たちまち食糧難となり、国民は混乱してしまいます。
毎日食べているものがどこからやって来るのか、どうやって作られているのか?
そして、体に入った後はどうなるのか。
これを問い続けると加工品は食べられなくなり、
薬やワクチンも体に入れようとは思えなくなります。
さらに肉食も矛盾していると分かります。
日本で作られている食材を選び、その中で豊富な営養を摂る食事を
追及していくと、玄米菜食に辿り着きます。
●加工品の罠
加工食品を食べるこ食生活は季節感が乏しく、味氣ないものになります。
今では日本も四季がはっきりしなくなってきますが、それでも
季節の移り変わりと共に出回る野菜や魚、海藻類も変わっていきます。
春は山菜や菜花のように苦味があり、アクが強いものも多いです。
これらは冬の間に体の中に溜まった毒素を排出する作用があります。
夏になると、みずみずしい野菜が多く採れます。
氣温が高くて汗をかくため、営養と一緒に水分も補給します。
暑さで火照った体を冷やして、疲労を回復する効果もあります。
秋は冬の寒さに備えて、辛味を摂りましょう。
ねぎ、生姜、大根、玉ねぎなどの辛味は肺を乾燥から守り、体を温めます。
冬はにんじん、ごぼう、かぶ、里芋、しょうがなどの根菜類を食べて、
内側から体を温めます。
旬の素材は味も良く、その時期に体が欲する食べ物です。
移りゆく季節の食べ物に自分の体を合わせていくと、
一年を通して高い免疫力を維持できます。
食品添加物だけでも十分体に悪いですが、それ以外の弊害についても触れておきます。
加工品は粉砕されたり細かく刻まれ、さらに混ぜられたり、練られて形を作ります。
そうして出来たものは正体が分かりにくいのですが、
人工的な濃い味付けで食べた氣にさせられます。
満腹になりにくいよう調整されているので、つい食べ過ぎてしまうのです。
また、素材から作った料理とは違って、噛み応えも無くなります。
これは、加工する時に食物繊維が取り除かれている点も大きいです。
食べる時に噛むことは、歯を持つ生き物として健全な行動です。
噛むことで唾液の分泌が促され、
食べ物に含まれる発がん性物質の働きを抑える効果もあります。
逆に噛み足りないと唾液が十分に分泌されず、
体が太刀打ちできないほど多くの発がん性物質や、化学物質を体に入れてしまいます。
加工品を日常的に食べていると、代謝が乱れて営養不足になり
唾液の恩恵も受けられません。
また、食中毒のように急性症状が出るわけではなく、
長い年月をかけて体にじわじわとダメージを与えます。
その結果、肝臓や腎臓にも支障をきたしてしまいます。
肝臓は365日24時間休みなく働き続けています。
解毒し、取り込んだ営養を人間の体に合うように作り替えたり、
免疫機能の枠割も持っています。
加工品は肝臓に大きな負担をかけ、脂肪肝になるリスクが上がります。
また、肝臓と同様に休みなく働いている腎臓もダメージを受けます。
ほとんどの加工品に入っているリンによって、腎臓の濾過機能が障害を受け、
血中に増え過ぎたリンが動脈硬化を引き起こし、全身に炎症が広がります。
取り返しがつかないほど腎機能が悪化すると、人工透析に移ります。
そして心臓病、脳卒中、骨粗しょう症、認知症などにかかる
リスクも高くなります。
加工品など体に有害なものを極力減らして、体が必要とするものを食べると、
体が楽になっていきます。
これは内臓の負担が最小限に抑えられ、体が本来の活動に専念できるようになるからです。
体が軽く感じる、体を動かすのが楽しくなるなど
嬉しい変化をたくさん感じられる事と思います。
「人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている」という格言があります。
・疲れを回復させる。
・吸収した営養を最適な状態にして体へ供給する(適材適所を体が判断している)
・外敵が侵入したら、すぐに攻撃して体を守る。
・けがをした時に出血を止めて、傷口をふさぐ。
他にもたくさんありますが、どれも人間の意志によるものではなく、
もともと体に備わっている働きです。
わたし達にできることは、名医達にしっかり良い仕事をしてもらうことと、
邪魔をしないことです。
つまり体に必要なものを食べて、
不要なもの(加工品や薬など)を体に入れない心がけが大切です。
体も思考も楽になって、毎日の生活にハリが出ることでしょう。
山本和佳