駆除される動物たち

野生動物~狩猟・駆除される動物

動物の駆除と聞いて、当然だと思う人がいます。または何の疑問も持たない人もいます。

しかし、動物の駆除は本当に正しいのでしょうか?

地球から見たら、大半の人間がやっている行為は正しいのでしょうか?

自然や環境から見たら野生動物の方が、人間などより必要で正しいかも知れません?

駆除について、その本質を考えてみて下さい…

「おびただしい殺生」

日本の野生動物(鳥類・哺乳類)は、狩猟と有害駆除の目的で殺されています。

狩猟をするためには狩猟免許が必要で、狩猟してもよい鳥獣、狩猟期間(鳥獣が繁殖しない冬季の間)、許可される猟具(銃、わな)などが定められています。

他方、有害駆除は、野生動物による農林水産業への被害が起こった場合に、市町村等の許可で行われます。

被害が認められるすべての鳥獣を対象とし、捕獲の期間に制限もなく、捕獲の方法も狩猟よりは規制がゆるやかになっています。

近年は、狩猟免許がなくても、免許を持った人の指導のもとでわなに限り仕掛け駆除することも許されるようになってきました。

「危険で残酷なわな」

毎年、猟銃による誤射や、わなによる錯誤捕獲は後を絶ちません。とりわけ、わなは動物を選ぶことなく無差別に殺傷する道具です。

山野に仕掛けられたわなの監視は難しく、動物版「地雷」とも言えます。

トラバサミは、バネで動物の足を挟み付ける猟具です。わなから逃れようと苦しみもがく動物の骨が折れ足がちぎれてしまうこともあります。

通信販売やホームセンターなどで売られているために、誰でも入手することができ、猫や犬なども被害にあっています。

くくりわなは、動物がかかると輪が締まって、逃れようとしてもがけばもがくほど、体を締め付けます。
食い込んだ針金によって皮が破れ内臓が切断され、苦しみのあげくに死を迎えることもあります。

「駆除より被害防除を」

年間何十万頭というシカ、イノシシ、クマ、サルなどが農作物を荒らすとして、1年中捕殺されています。
人間の領域と野生動物の生息地を切り分けて、野生動物を殺さずに、共存する施策が求められています。

そのために、山林と農地の間に見晴らしのよい緩衝地帯を設ける、農地を電気柵で囲うといった対策を進めることが必要です。

また、犬の能力を活用したモンキードッグ(サル追い犬)の育成なども有望です。

「生息地の保全」

日本の森林面積は国土の63%を占めると言われていますが、その多くは杉やヒノキなどの人工林で、野生動物が住むには適していません。

野生動物が生きていくためには、彼らが住むことのできる自然の環境を守り、復元することが必要です。

税金が、森や動物を守るためにも使われるように求めていく必要があります。
地球生物会議(ALIVE)の活動より~