一般無料「格言に学ぶ」健康基礎講座

・文明の発展と引き換えに失ったもの

・本当の薬は○○にある


前回の記事でヒポクラテスの言葉
「人間は誰でも体の中に百人の名医を持っている」を少しご紹介しましたが、
他にも格言を残していますので、今回はそれを踏まえてお話し致します。

●火食は過食に通ず

人間は火を使って調理する術を身につけると、
料理の種類も味も多彩になり、楽しみもとても増えましtが、
それまでより消化器官への負担が大きくなりました。

加熱すると食物に含まれる酵素が破壊されるため、
それを補おうと消化酵素が大量に使われ、代謝に悪影響を及ぼします。

人類は加熱食に合わせるかのように、体のしくみも進化させてきました。

加熱調理を食べながら生き延びるよう、長い年月をかけて体を対応させていったのです。

特徴的な変化は膵臓と唾液腺の肥大でした。

体はより多くの消化酵素を作る必要に迫られ、膵液を分泌する膵臓が肥大化していきました。

膵臓の大きさを馬や牛など他の動物と比べると、
人間は体重比で2倍以上もの大きさがあります。

人間だけが加熱食をするため、それに対応するよう体が変化していったのです。

また、同じ理由で唾液腺も肥大していきました。

馬や牛のように人間より大きな体をしているのに、膵臓が小さいことは
ずっと生の物を食べてきた自然な姿を表しています。

それに加えて、消化するときに食物酵素の占める働きが大きい事を意味しています。

加熱調理すると柔らかく食べやすくなる分、食べる量は増えやすいです。

また、噛んで食べることで満腹中枢が刺激されますが、
だいたいの加熱食は生の状態と比べて、
食べる時にそれほど噛まなくても食べれてしまいます。

つまり満腹感を感じるまで時間がかかり、過食になりやすいとも言えます。

人間の体が膵液をたくさん分泌出来るようになったとしても、
体の中の酵素には限りがあります。

酵素を無駄遣いするような食事をしていたり、運動不足や睡眠不足が
寿命を縮めることになってしまいます。

●汝の食事を薬とし、汝の薬を食事とせよ

食べることは楽しみであり、快楽の行動でもありますが、
何よりも第一の目的は体を養う事です。

食べたもので血肉が作られます。

正しい食事をすれば、細胞が活性して臓器の老化を抑え、
老廃物の排泄を促進します。

それを継続することで、病氣の予防(薬)となります。

風邪を引いた時や体調を崩した時には、免疫機能が体を治そうと活発に働きます。

普段から高い免疫力を保っていると、風邪にかかりにくく
一時的に体調を崩しても、早めに回復できます。

体の不調は医薬品が治すのではなく、自分の体が治しているのです。

「食を薬とする」とありますが、これは具合が悪くなってから食事を正すのではなく、
体に営養となるものを毎日の食事から摂りましょうという意味です。

薬と聞くと、体調が悪い時に摂るものと思われる事がありますが、
これは対症療法の考え方です。

体の自然治癒力を大いに働かせて、病氣を防ぐためには
正しい食事(薬)の習慣を身につけることが極めて重要です。

●わたし達の内にある自然治癒力こそ、真に病を治すものである

風邪を引くと発熱して食欲が落ちるほか、咳や鼻水が出ます。

風邪を引いた事を自覚すると同時に、
体内では免疫細胞が症状を治そうと懸命に働いています。

食欲不振は、食べる量を一時的に抑えて(または止めて)、
血液をこれ以上汚さないようにして、体の治癒に専念しようという体の反応です、

発熱は、血液の汚れや老廃物の排泄を促進している証拠です。

血中の白血球が血液の汚れを処理するほか、殺菌作用や抗がん作用があり、
免疫物質も作ります。

白血球は健康を維持し、病氣の予防や治癒のために重要な働きをしています。

白血球の働きを活発にすれば、病氣になるリスクを減らして健康でいられます。
そのためにはどうすれば良いのでしょうか。

運動した後やお風呂に入った後は、白血球の働きが活発になる事が明らかになっています。

つまり、体が温める習を続けt慣や普段から平熱を36.5度以上に保つことで
白血球がしっかり働いて免疫力が向上するのです。

ほとんどの病氣で発熱症状が起きるのは、白血球が一生懸命に体を治そうとする
自然治癒力のおかげです。

逆に食べ過ぎた時や甘いものを食べた後は、白血球の働きが落ちてしまいます。

日頃から体を冷やさない食事をして、平熱を正常に維持することで
高い自然治癒力を発揮します。

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体を健康にして、不調を改善する薬は病院ではなく、
家の台所にあるのが本来の在り方です。

玄米に野菜、豆類、海藻、魚介類などをバランス良く食べ、
腸内環境を整えると血液がきれいになり、細胞も元氣になります。

細胞の中のミトコンドリアが活性して、エネルギー産生量が増えるため、
体の様々な機能が正常に働きます。

反対に食事が乱れ、運動不足や睡眠不足になると
ミトコンドリアが弱くなってしまうので、細胞も代謝が悪くなり、
エネルギーが不足します。

その結果、体の冷えや便秘、臓器や器官に不調が表れるのです。

文明の発展に符号するようにして、
人間社会には不自然なものが増えていきました。

ヒポクラテスは「人は自然から遠ざかるほど病氣に近づく」という言葉も残しています。

昔の人は普通に暮らしていれば、健康でいられましたが、
便利な社会に生きているわたし達は、まず知ることから始めましょう。

不自然なものを遠ざけて、自然の摂理に従う。

不自然なものとは何か?

肉食、食品添加物、化学物質、白米、農薬など

加熱した食事については、ある程度は対応するよう体が順応してきましたが、
それでも加熱食ばかりではダメで、火を通していないものも食べましょう。

大根おろしには消化酵素が豊富に含まれていて、色々な料理に添えて
美味しく食べられます。

コンビニ食品、インスタント食品、ファーストフードなどは
食品添加物ばかりで営養が無い上に、加熱して食べるので最悪です。

こうしたものを食べていると、どんどん病氣に近づいていき、
氣づいた時には手遅れになってしまいます。

不自然なものが溢れているので、
自分を律しながら自然の摂理に沿った食事や習慣を
身につける事が非常に大事で、健康維持のための必須条件です。

病氣になる前に知って学び、予防に努めましょう。

山本和佳