・食が乱れると行動も乱れる
・朝御飯を食べないと・・・
●食の乱れと暴力の関係について
悲惨な事件が頻繁にニュースになっていますが、
少年による家庭内暴力事件も増えています。
少年院に入った少年の多くが、砂糖入りコーヒーや清涼飲料水など
甘いものを過剰に摂取している話はよく知られています。
食の崩壊が、精神の異常を作り出してしまう事が伺えます。
カッとなって人を殴る。
一度暴力を振るい始めるとなかなか止められず、次々に手を出してしまう。
当人の中ではもう止めようという氣持ちがあるのに、それでも殴ってしまうのは
理性をコントロールできていない証拠です。
息子に暴力を振るったある父親の事例です。
課題を終わらせないで学校に行こうとする息子に平手打ちをして、
その後も次々に暴力を振るってしまった。
父親はもう殴るのを止めようと思った後も、息子を何度か殴ったと後で話していたそうです。
理性を失ったかのような行動をとった父親の好きな食べ物は、
清涼飲料水、チョコレート、キャラメル、アイスクリーム、
インスタントラーメン、焼肉、ハンバーグ、ソーセージ、ウイスキーなどです。
砂糖の摂り過ぎ、肉食、さらにリン酸やカフェインの摂り過ぎの食習慣は
異常興奮が起きても不思議ではありませんし、暴力的な行動とも深く関係があります。
この父親が大好きな食べ物はどこでも手に入るし、多くの人が食べているものです。
また、DVの件数も増え続けています。
全体の被害者数も増えていますが、男性の被害者も年々増えて、全体の3割になっています。
暴力事件とまで行かなくても、イライラ、落ち込みなど感情のコントロールが
上手くできないという面では同じですし、その延長線上に暴力や犯罪もあるので、
すぐにでも食の乱れを直していく必要があります。
●朝御飯を食べないと・・・
朝御飯を食べないと、過食になりやすいです。
朝御飯を食べないと、体は飢餓感から夕食を沢山食べようと仕向けます。
朝に食欲がわかないという人は、たいてい晩御飯と食べ過ぎていたり、夜食を食べています。
十分に消化しないまま眠るため、翌朝も胃腸がすっきりせずに食べる氣が起こらないという
悪循環になっています。
朝御飯を食べない人は体がだるくなったり、疲れやすくなります。
ある高校では、年間でのべ200人もの生徒が保健室に来ていました。
生徒の4人に1人が朝食を食べず、その多くは低体温でした。
この状況を見かねた保険の先生が家庭と協力して、朝御飯を食べるよう呼びかけました。
まずは1時間目と2時間目の間に家庭科室で朝御飯を食べさせて、
体調が改善していく事を生徒に体感してもらい、その後に生徒が家で食事を作るなどの努力をしました。
家庭全体の生活リズムが変わったり、便秘が治ったという生徒もいたそうです。
生徒が朝御飯を食べなかった背景には家庭内で食事が乱れていたことや
その他の家庭の事情もあったのかもしれません。
ここまで根が深いと、「朝御飯を食べましょう」と呼びかけるだけでは改善が難しく、
学校の積極的な働きかけが、生徒の生活を変えました。
●朝御飯と学力の関係
子どもの学力低下が叫ばれて久しいです。
アメリカ、イギリス、ロシア、イタリアと比べて
日本の子どもは自宅での勉強時間が最も短く、学習への意欲や関心も低いと言われています。
学校が終わった後に塾へ行く生徒もいることを考慮しても
全体の勉強時間の減少は否めず、帰宅後に全く勉強しない子どもが増えています。
また、近年は世界全体の学力が低下していると言われていて、
スマホの普及が大きな原因となっているようです。
朝御飯を食べない子どもの成績が振るわない事は、明白な事実です。
朝御飯を食べる子どもと比べて、食べない子どもはどの科目も共通して
約2割も学力が低いことが分かっています。
その他、朝御飯について次のような比較実験もされています。
アメリカの臨床栄養学雑誌に紹介された実験では、以下の報告がされました。
20代の男女を対象として、37.7gの糖質、12.2gの脂質、18.5gのタンパク質を含む朝御飯を
食べたグループと食べないグループに分けて、知能テストが行われました。
その結果、朝御飯を食べたグループの方が
空間に配置された図形の記憶を思い出すまでの時間が速く、
単語を思い出す時間も速かったのです。
また、同じ人で行った実験でも、朝御飯を食べた時の方が
食べなかった場合よりも学力成績が良いという結果が出ました。
集中力、記憶力、やる氣、体の活動量の差などが結果に出ているため、
勉強だけでなく運動や遊ぶことにも影響します。
玄米菜食は営養のバランスが良く、食物繊維も豊富なので
腸内環境を整え、老廃物を素早く排出します。
さらに食後の血糖値上昇が緩やかなので、体がだるくなりにくく、
一日の活動を支えてくれますので、毎日朝御飯を食べましょう。
●白砂糖の害について
少年犯罪を犯す者の多くが糖分を過剰摂取しているように
白砂糖の害は様々な形で表れます。
今回はその一部について触れますが、
白砂糖を摂り過ぎると、皮膚病にもなりやすいのです。
水虫の人が砂糖をたくさん食べると、ますます悪化したり、
湿疹が治らない人も砂糖を止めると症状が良くなります。
甘いものが大好きな人は蚊に刺されやすく、跡が赤く残ります。
これは血液が糖分漬けになっていて、雑菌が繁殖しやすいためです。
虫に刺された跡を引っ搔くと傷口から細菌が入って炎症を起こし、酷くなると化膿します。
甘いもの好きな人にアレルギーが多いのも事実。
若い人にも甘いものが大好きな人は多いと思います。
次々にスイーツブームがやって来て、甘いものに目が無い人なら目移りしてしまうほどです。
しかし、将来の事を考えれば早めに白砂糖を止める事をお勧めします。
甘いものを食べていると体からカルシウムが奪われて、欠乏状態になります。
妊娠中も食べ続けた母親から産まれた子どもは、小児麻痺になりやすいのです。
妊娠する前も、妊娠してからも甘いものを食べ続け、カルシウムを補給することもなく、
母子の体に対して無知な生活を続けた結果、胎児の骨の発育に異常が出てしまいます。
頭蓋骨の硬さが不十分な状態になるため、お産で狭い産道を通ってくる時に
頭部が圧迫されて、頭蓋骨の内側で出血を起こして脳性麻痺になるケースがあります。
このような悲劇は白砂糖の怖さを知っていれば、防ぐことができます。
砂糖の摂り過ぎは、子育てにおいても母親がヒステリーを起こしやすく、
自ら子育てを苦しく困難なものにしてしまいます。
砂糖の害はあらゆる面で怖いですが、白米や小麦も精白されているので同じように危険です。
糖分が過剰になり、ミネラルは不足して体内の代謝を乱します。
主食を間違えると、食生活の乱れは避けられません。
大人も子どもも毎日朝御飯を食べる習慣は大切です。
子どもの頃に朝御飯を食べていないと、学力や身体能力、やる氣など昼間のあらゆる活動や
土台となる体力や情緒面などの発達にも悪影響を及ぼしかねません。
それによって自信喪失になると将来にも影響しやすいため、朝御飯は必ず食べましょう。
大人も子どもも毎日朝御飯を食べて、その日のエネルギーを補い、
活力ある一日を送りましょう。
山本和佳