一般無料「砂糖の摂り過ぎが全身に及ぶ影響」健康基礎講座


・甘いもの好きは体を冷やす


・血管や腸への障害


・慢性不調から病氣になる

 

 

砂糖の害はたくさんありますが、冷え症もその1つです。

体が糖分漬けになると、さらに糖分を呼びます。
甘いものを食べるともっと欲しくなる、止められなくなる経験をされた人は多いと思います。


人間の体液は海水と組成がよく似ています。
体液は塩分濃度0.85%を保っています。

運動したり、暑くて汗をかくと、塩分も一緒に出ていきますので、
汗で失われた塩分をまた摂取する必要があります。

体は一定の塩分濃度を保つことで、雑菌の繁殖を抑えていますが
甘いものを摂り過ぎると、体液の中で雑菌が繫殖しやすい状態になります。


また、砂糖は心筋梗塞や動脈硬化の原因にもなります。

砂糖は分解されないで体内に入る場合もあると言われています。

すると糖分で血液がネバネバして、血小板が血管壁にくっついて血栓ができます。
これを放っておくと心筋梗塞や動脈硬化へ進行していきます。

 

体の中を通る血液は、心臓から押し出されて大動脈へ流れ、
動脈を通って体の隅々の毛細血管まで送られます。

そして心臓へ戻って来る時は静脈を通ってきます。


実はこれらに加え、動脈と静脈をつなぐバイパスのような細い血管があり、
これをグローミューといって体の血液循環のためにとても重要な血管です。

寒い場所へ出た時や手足を冷たい水に浸した時、皮膚表面の毛細血管は
すぐに収縮して体温が奪われるのを防ごうとします。

このように皮膚表面を血液が通れない時には、バイパスとなるグローミューに
血液が流れ込み、静脈から心臓へ戻っていきます。


グローミューは末端の毛細血管が閉じた時のための、もう1つの通り道になっているのです。

この大切な働きをしているグローミューが障害されると、
冷え性や動脈硬化など全身の血管が病氣になってしまいます。

 


さらに砂糖はグローミュー障害を引き起こし、血液循環の調整に支障が出ます。

例えば心筋が収縮するためにはカルシウムが必要とされます。
そして、動脈硬化や老化はカルシウムの代謝と関係しています。

砂糖を摂り過ぎると、体内のカルシウムを奪ってしまうため、
心筋も心臓の血管にも何らかの異常を引き起こします。

 

手足が冷えている人や冬にしもやけになる人は、グローミューが障害されています。

ここで体の冷えと血流について、少しお話しします。


氷水に手を入れると、皮膚表面の温度は急速に下がります。

これは皮膚表面の血管が収縮して血流を抑え、体の熱が外へ逃げるのを防ごうとするためです。

そして、しばらくすると今度は手の温度が上昇します。
この時にグローミューが開いて、そこを血液が流れていきます。


この作用は体質改善の療法にも用いられています。

氷水に手を入れては、手でふき取るのを繰り返すと、閉じていたグローミューが正常に働きだし、
しもやけが改善し、また予防にもなります。


また、冷たい水と温かい湯に交互に浸す方法も同様の効果があります。

冷やした時に毛細血管が収縮すると、それと入れ替わるようにグローミューが拡張して
血液が通ります。

逆に温めた時には毛細血管を血液が流れて、今度はグローミューが閉じます。

これを繰り返して血液循環が促されていきます。


繰り返しになりますが、血流の改善には砂糖を摂らない事も大事です。

 

 

●腸内の炎症

砂糖の摂り過ぎは腸内で炎症を引き起こします。

炎症を抑えようとコルチゾールが大量に分泌されますので、それを作っている副腎が酷使されます。

腸の状態が悪いところへストレスが重なると、症状はさらに悪化してリーキーガット症候群になることもあります。


リーキーガット症候群は、腸の壁に目には見えないほどの穴が開いている状態です。

健康な人の小腸や大腸の壁では、吸収するべき営養と不要なものを選り分けています。

そして、吸収される営養素はさらに小さな分子へ分解されて、腸壁から体内へ積極的に吸収されます。


しかし、リーキーガット症候群になると、腸壁の細胞同士の密着が緩くなり、穴が空いてしまうため、
不要なものや吸収してはいけない毒素まで腸壁から入ってしまいます。

異物が体内へ入ると腸壁が炎症を起こし、免疫が過敏になって
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状も引き起こします。


食生活を改善すれば、改善する可能性は十分あります。

 


●砂糖の摂り過ぎが冷え性に

女性の方が冷えやすく、PMSや更年期障害とも深く関わっています。

体が冷えると自律神経が乱れやすくなり、これらの症状も悪化します。

PMS(月経前症状軍)を抱えている人は多く、
肩こり、頭痛、肌荒れ、イライラ、憂うつ、集中力低下などの症状があり、
悪化すると仕事に就けない人もいるほどです。


女性は40代後半~50代になると更年期障害になる人も出てきます。
頭痛、イライラ、うつ、肩こり、関節痛、冷え、ドライマウスなど
更年期障害と自覚している人の8割は、5つ以上も症状を抱えていると言われています。


また、男性も更年期障害になるケースがあります。

年齢と共に男性ホルモンも減少していきますが、女性と比べるとゆっくり減少します。
しかし、この時期に過剰なストレスを抱えて、更年期障害になることがあります。

もともと食事が乱れていると自律神経のバランスも崩れていますが、
その上にストレスがかかると、より症状が酷くなります。


食生活の乱れ、睡眠不足や運動不足など習慣全般が良くないと
毛細血管が減っていきますが、加齢によってさらに少なくなります。

さらに女性ホルモン、男性ホルモンも加速して減っていくので
更年期障害で受ける症状が辛くなります。

 


砂糖、糖質の摂り過ぎによる弊害はたくさんあります。

代謝を乱し、低血糖になるので体を動かすのが億劫になり、イライラや落ち込みやすくなります。

インスリンが働かなくなると、血液内に糖分が過剰な状態が続くので
血液はドロドロ、血栓が出来やすくなります。


食べた後の瞬間的な高揚感を「疲れが取れる」と言う人もいますが、
慢性的な不調を抱える人が多いことに注目すると、体に悪いと分かります。

砂糖を摂らないようにすると、体が軽くなり頭もすっきりしてきますので
是非試して体感してほしいと思います。


山本和佳