・まだある見えにくい添加物
・知る事から始まる対策
前回に続き、今回も食品添加物のお話です。
注意を向けなければ。どんどん体に入って来るくらい身近なものです。
加工食品を食べる習慣があると、危険なものが混ざっている実感が薄れてしまいますので、
食品添加物の危険性について知っておく必要があります。
●見えにくい添加物
前回は一括表示やキャリーオーバーのしくみによって
食品に使われている添加物が消費者に分かりづらくなっているとお話ししました。
しかし、他にも隠れたところに使われている食品添加物はまだまだあります。
<加工助剤>
食品を加工する時に使われる添加物の中で、次に該当するものは
表示が免除されます。
①食品が完成される前に除去されるもの
例:食用油を製造する行程でヘキサンという石油由来の抽出溶剤を使う。
カット野菜を消毒するときに殺菌剤として次亜塩素酸ソーダが添加される。
②最終的に食品に通常含まれる成分と同じになり、その成分の量を増やさないもの
例:ビールの原料水を水質検査する時に炭酸マグネシウムを使う
③最終的にごくわずかな量しか残らないもの
例:缶詰用みかんの製造工程で房の皮をはぐために使う塩酸、苛性ソーダ
食品にわずかしか残らないからという理由をつけていますが、
それが安全性を示すものではないと、消費者は認識すべきだと思います。
他にも身近なところに食品添加物は隠れています。
<ばら売り>
スーパーやデパートの惣菜、スイーツ売り場でショーケースに入れて販売しているものや
パン屋でトレーに並んでいるパンのように包装されていない食品にも、表示義務はありません。
また、固包装されている飴やコーヒーフレッシュのように
パッケージが小さいものも表示が免除されます。
他にも店内で詰め合わせたり、小分けにして販売する場合も表示義務はありません。
テイクアウトの弁当屋やファーストフードがこれに当たります。
食品工場で製造したものを店へ運んで、それを店で詰め合わせただけでも
店内で「製造」したと見なされ、食品添加物の表示義務は無いのです。
お店でお惣菜やスイーツなどの匂いにつられたり、見た目の鮮やかさについ美味しそうに見えて、
思わず買ってしまう人も多いでしょう。
しかし、食品添加物が使われている事を忘れてはいけません。
時間が経っても色や形が変化しないのは不自然だと思いませんか?
発がん性があるもの、腐らないように加工したり味や色などで
人工的に手を加えたものは、食べても上手く消化吸収されませんので、
体内循環や代謝などで何らかの異常を引き起こします。
少しずつ体内に入るので、すぐに自覚症状は出なくても
ずっと食べ続けると、がんなど生活習慣病のリスクがどんどん高くなります。
●身近な食品
これから氣温が上がると、飲料品を飲む量が増えると思いますが、
こちらにも食品添加物が入っています。
<炭酸飲料>
砂糖が大量に入れられていて、人工甘味料を使用している商品もあります。
炭酸飲料の代表といえばコカ・コーラですが、あの独特の色は
カラメル色素でつけられたものです。
また、エナジードリンクも非常に危険です。
安息香酸ナトリウムはエナジードリンクによく使われていますが、
海外では年齢制限が設けられていて、イギリスでは未成年に販売を制限しています。
1週間に2~6本飲み続けている男性は、抜け毛が30%も加速するというデータもあります。
<清涼飲料水>
テレビのコマーシャルでは爽やかで健康的なイメージを訴えていますが、
実際は砂糖と食品添加物の塊です。
スポーツする人の中には年中飲んでいる人もいるでしょう。
ノンカロリーを謳う商品には、人工甘味料が使われています。
また、レモン〇個分のビタミンCが入っているという宣伝文句の商品もあります。
爽やかな口当たりと思ったら大間違いで、実は驚くほどの砂糖が入っています。
「えっ、そこまで甘くないけど?」と思われるかもしれませんが、味が調整されています。
例えば、ぶどう糖果糖液糖が15%含まれた溶液は、飲めないほど甘いですが
そこに酸味料を加え、さらに香料をつけると嘘のように飲みやすくなります。
そしてビタミンCは、たいてい合成されたアスコルビン酸が添加されます。
このようにして、異常な甘さも酸味料と香料でごまかされているのです。
このように実際に何が使われているのか確認すると、
健康的、美容に良いというイメージが崩れ去っていきます。
そのため、甘いものをそれほど摂っていないと思っていても、
実は過剰に体に入ってきています。
●アミノ酸等
一括表示でよく見る「調味料(アミノ酸等)」。
一見すると、まるで営養が入ってると思われかねない表記ですが、
これもれっきとした食品添加物です。
まず、一括表示の中に「調味料」という表示があります。
この調味料は「アミノ酸、核酸、有機酸、無機塩」の4種類から成り、
アミノ酸とそれ以外の複数の食品添加物を使用すると「アミノ酸等」という表記になります。
種類が増えたら、さらにまとめて表示されてしまうため、
何がどれだけ入っているのか全く分からないのです。
神経毒とも言われ、特に3歳未満の乳幼児への悪影響が指摘されていて、
自閉症や多動症とも関係があるとされています。
ファーストフードやスナック菓子など加工食品を食べていて、
満腹になりにくいと感じたことはないでしょうか。
食欲中枢が破壊され、食べても食べた氣がしないといった具合に依存性も高いです。
アミノ酸等はかなり多くの加工食品に入っていますので、
加工食品全般を極力避けることをお勧めします。
日本では1500種類もの食品添加物が使われています。
前回と今回で挙げた食品添加物は、ほんの一部に過ぎません。
ほぼ全てといっていいほど加工食品には使われています。
味で匂いで分かるものも、そうでないものもあり、
一見すると分かりにくい形で食品に入っています。
毒性も様々で、発がん性があるものや、神経にダメージを与えるなど
体中を攻撃されてしまうのです。
生まれてすぐ粉ミルク、ベビーフードなどと食品添加物がいつ入って来てもおかじくな状況です。
母乳で育てられた場合も、お母さんが食品添加物を食べていたら、
子どももその被害を受けます。
もちろん大人も例外ではありません。
食べたくて仕方なくなる、ついつい食べ続けてしまう。
こうして正常な味覚や食欲が失われていくのです。「
そうなれば、生き物として死活問題です。
食品添加物は極力避ける事が賢明です。
日常的に加工食品を食べていると、避けるのが面倒に感じるかもしれませんが、
事前の対策が最終的には病氣を防ぎ、健康という最大の恩恵を受けることになります。
山本和佳