・注意したい身近な食品
・本物に似せるための加工
加工食品とはその名の通り、素材に何らかの手を加えて作られたものです。
さらには素材はほとんど使われることなく、本物に似せて作っているものもあります。
味、香り、食感も食品添加物で作られます。
そうして出来た食品を、多くの人は美味しいと思って食べています。
しかし営養は摂れていない、それどころか発がん性など体に弊害があるものばかり
食べてしまっている。現代人の多くがそのような食生活をしている状況です。
身近な加工食品をいつくか挙げてみます。
●たらこ、明太子
独特な真っ赤な色をしていて、不自然だと抵抗を感じる人もいると思います。
「無着色」と表示されている明太子もあり、それを安全だと思って選ぶ人もいるかもしれませんが、実はここにも食品添加物はしっかり入っています。
確かに合成着色料は使われていないものの発色剤、化学調味料、甘味料、
酸化防止剤なども入っていたりします。
たらこや明太子は完全無添加で作ると、非常に手間とコストがかかります。
見た目の色を良く見せる発色剤、食品の色を保つナイアシン、
冷凍変性を防ぐソルビトールなど食品添加物を駆使すれば、
それほど質が良くない素材もまるで高級品に見えるように作れてしまうのです。
●かまぼこ、魚の練り製品
安いかまぼこや練り物は、輸入の冷凍すり身を使って植物性たんぱくで増量したものが
多く出回っています。
材料を安く仕入れて、手間も省けるというわけです。
冷凍すり身は、たんぱく質の冷凍変性を防ぐソルビトールが使われていたり
リン酸塩を結着剤として使っていたりします。
リン酸塩は清涼飲料水、スナック菓子、インスタント食品、
ハムやソーセージにも使われているので、多くの現代人はリン酸塩を過剰摂取しています。
リン酸塩の摂り過ぎはカルシウムや鉄の吸収を阻害するため
骨や歯が脆くなったり、貧血を引き起こすこともあります。
これらは外国産のすり身を加工する時に使われる食品添加物のため、
キャリーオーバーの対象となり、製品の原材料表示は免除ということになります。
かまぼこなど練り製品は、思っている以上に食品添加物が使われていますので要注意です。
●コンビニおにぎり
食品添加物の危険性に氣づくと、コンビニおにぎりも食べられなくなります。
もし抵抗なく美味しいといって食べているなら、食品添加物にどっぷり浸かり、
かなり摂り過ぎている証拠です。
具材が多いおにぎりはともかく、
梅やおかか味のおにぎりなら大丈夫では?と思ったら、それは大きな誤解です。
おにぎりのご飯には、乳化剤や植物油が混ざっています。
質の悪い古い米を乳化剤と油と一緒に炊くことで、しっとり感やつやを出し、
まるで新米のように炊ける上に、古米の匂いも消してしまうのです。
また、おにぎりに入っている梅は梅干しでないものもあります。
驚かれるかもしれませんが、こんにゃくを梅のように見せているものもあります。
それに着色したり、増粘多糖類で梅に近い食感を出して
梅干しを真似て作っています。
先にも書きましたように、コンビニおにぎりを平氣で食べる人は
他でも食品添加物をたくさん摂っていますから、例えばコンビニで買うのを止めて
おにぎりを手作りして食べる事から始めて、なるべく食品添加物を摂らないよう
食事を改善していってください。
質の良くない素材を美味しそうなものとして販売するために
食品添加物が使われていて、その実態は消費者からは見えづらい現状があります。
パッケージに保存料不使用、合成着色料不使用と書かれていても、注意が必要です。
代わりにグリシン、pH調整剤、トレハロースを使って
保存性を高めている場合があるからです。これらは多くの加工品に使われています。
イギリスでは一部の合成着色料を使った食品に
「子どもの活動や注意力に悪影響を与える可能性があります。」と書かれています。
日本では子どもが食べる食品にもチニール色素やカラメル色素が使われていて、
コチニール色素はアレルギー症状を引き起こす原因になる事でも知られています。
カラメル色素は4種類あるうちの2種類に発がん性があると言われています。
●増量、置き換え
加工食品は、食べ物らしく見せるために様々な加工がされます。
ここでも食品添加物が活躍します。
原材料表示には食べ物ではない、化学物質名の表示も載っています。
保存料、調味料などのような一括表示名も記載されています。
食品会社は化学物質を駆使して安価で製造し、利益を出しています。
その手段の1つが増量、置き換えです。
ここではジャムを例に挙げてみます。
パンに塗るジャムも、安いものは大量に食品添加物が使われています。
まず、添加物を使わない場合は果肉を砂糖で煮詰めて作ります。
砂糖の量は果肉の約40%。こんなにたくさん使うのは保存性を高めるためです。
果肉を煮詰めたらレモン汁を少し加えます。
ジャムのとろみと酸味が若干足され、変色を防ぐ効果もあります。
一方、安いジャムはどうやって作っているのでしょうか?
果肉の酸味を出すためにクエン酸を主成分とした酸味料が添加されます。
使う果肉の量は僅かなので、ゲル化剤を加えてとろみを出します。
原材料表示では、果肉より前に糖分が書かれていますが、
これは果肉より糖分の量が上回る事を意味します。
安いジャムは、水飴や砂糖でかさを増やして増量しているのです。
さらにpH調整剤や香料も使われていますので、
素材の味を生かしているのではなく、食品添加物で味や食感、見た目の美味しさを
人工的に作られていると分かります。
砂糖自体が体に良くない上、ジャムはパンに塗るものなので
小麦のアレルゲン等の問題もありますが、ここでは増量するために
食品添加物が使われている事例を紹介するため、ジャムを例に挙げました。
日本では約1400種類もの食品添加物が使われています。
1つ1つの名前を覚えることなど難しく、
矛盾するようですが、それでもいくつかの食品添加物を挙げましたのは
加工食品全般を極力摂らない方が良いという事をお伝えしたいからです。
1回の食事で何十種類も食品添加物が体に入って来て、それが体の中で複合的に
どんな弊害が起こすかは誰にも分からないのです。
本来は野菜や豆類、海藻に魚介類など素材を食べて、営養を摂るものです。
素材よりも安価で販売されることもある加工食品は一体何だろう? と
疑問を持ってほしいと思います。
食べているものは何で出来ているのか? どこからやって来るのか?
この視点で食べる物を選択してください。
毎日食べるもので体が作られ、5年後、10年後の健康を作ります。
山本和佳