・間接的な悪影響
・ラーメンの盲点とは
身近に潜む危険は見落とされやすいので、
知識を身につけて避けるなど、何らかの対策する事が大切です。
●食品添加物の間接的影響
何でも食べ過ぎは体に良くありません。
例えば塩辛い味もある程度の量を超えると、体が「もう十分」とサインを出します。
同じように油も摂り過ぎると、満腹感が出てきたり
油の質が悪いと胃もたれを感じることもあるでしょう。
砂糖がたくさん入ったジュースも甘ったるくて、飲む氣になれません。
しかし、食品添加物は、こうした味覚でキャッチして味を判断する力を狂わせてしまいます。
カップ麺一杯には塩が約10gも入っています。
普通ならとても飲めない程の塩分濃度ですが、これも食品添加物を加えれば
ペロリと食べれてしまうのです。
350mlの水に塩10gを溶かすと、ちょうど海水と同じくらいの塩分濃度になります。
海水と同じ濃度ですから、そのままではしょっぱくて飲めません。
しかし、そこへ食品添加物やエキスで味付けすると、不思議なことに
最後の一滴まで飲めてしまうのです。
そのため、現代人は思っている以上に塩分を摂っていて
カップ麺1杯には大人1日分の摂取量に匹敵する塩が入っています。
それならば、始めから食べられる分だけの塩を入れればいいのではないかと
思われるかもしれません。
一体何故、こんなにたくさんの塩が使われるのでしょうか?
それは、添加物やエキスの旨味を塩によって強くするからです。
塩、化学調味料、たん白加水分解物はラーメンはもちろんですが、
他の加工食品にもよく使われる組み合わせです。
大量の塩にグルタミン酸ナトリウムなど化学調味料を何種類か入れて、
より味を濃くするためにたん白加水分解物も加えます。
すると、人工的な「おいしい」味になり、舌の感覚では10gも塩分が
入っているとは分からなくなります。
たん白加水分解物は大豆たん白を塩素で分解して作られたアミノ酸です。
この製造過程に危険な塩素を使っていますが、キャリーオーバーで
商品の袋には表示されません。
そして塩、化学調味料、たん白加水分解物をベースに
魚介や動物キス、香料などを使い、しょうゆ味やみそ味、豚骨味など
自在に味を変えて作られているのです。
これらを混ぜれば、即席麵の鋭い塩辛さ、クセになる濃い味の出来上がりです。
そして、この味の濃さで味覚が破壊されてしまいます。
食品添加物は、まず物質そのものが安全かどうか問われますが、
化学変化により味を変化させてしまいうものもあります。
さらに味覚を破壊するといったように2次的、3次的な害ももたらす事を忘れてはいけません。
●カップ麺
今では国民食?と言われるほど、日本人に浸透しているラーメン。
年間の生産量はカップ麺が約37億7千万食、袋麺は18億2千万にもなります。
1人当たりの年間消費量は平均46.2食にもなります。
これだけ虜にしてしまうのも、添加物の怖さです。
健康に氣を配って食事をしている人は、カップ麺を食べないと思いますが、
代表的な添加物食品なので触れておこうと思います。
即席麵はその名の通り、お湯を注いで約3分で麺が柔らかくなります。
この便利さもカップ麺を止められない理由の1つでしょう。
なぜ、うどんやそうめんの乾麺よりも早く食べられるのでしょうか?
その秘密は、カップ麺の作り方にあります。
味つけした麺を蒸した後、脱水するために麺を油で揚げます。
この時に麺に細かい穴がいくつも出来るので、お湯を注いだ時に
早く浸透して麺が柔らかくなります。
なので正確には、お湯で麺がふやけていると言うのが正しいでしょう。
そうめんや蕎麦の乾麺を茹でるのとは異なります。
このようにして麺を揚げて作ったカップ麺は、1食で20g以上の油を摂取することになります。
これは1日に必要な油の半分に相当します。
さらに、量だけではなく油の質の問題もあります。
●トランス脂肪酸の問題
ラーメンの油は量も凄いですが、質の問題もあります。
麺に使われる油にはトランス脂肪酸が入っています。
トランス脂肪酸とは
脂に水素を添加して固形にする時に発生する脂肪酸です。
人工的に作られた油で、自然界には存在しません。
ごま油、しそ油、オリーブオイル、亜麻仁油は
素材から油を抽出して製造されます。
しかし、人工的に作られたトランス脂肪酸は体に入った後、
消化・分解されにくく、体内で炎症を起こしたり、血栓を促進することもありますので、
将来動脈硬化や心臓病になるリスクが高くなります。
海外ではトランス脂肪酸の安全性が疑わしいとして、
2022年12月時点では46か国が規制をしています。
しかし、日本ではトランス脂肪酸が規制されず、パッケージの表示もされていません。
トランス脂肪酸は加工食品に幅広く使われていて、
揚げ物、ファーストフード、パン、ケーキ、お菓子など
油を使った加工食品には必ずといっていいほど入っています。
マーガリンやショートニングにもトランス脂肪酸がたくさん入っています。
どちらもパンやお菓子、加工品に使われています。
また、サラダ油や加工食品によく使われている植物油脂にもトランス脂肪酸が多く、
身近に危険な油が溢れています。
少し補足になりますが、人工的でないトランス脂肪酸もあります。
それは牛乳やバターなどの乳製品や牛肉、羊肉などに入っています。
いずれも人間の体では消化されにくく、食べる事が自然の摂理に合わないものです。
人工的なものも、自然界にあるものでもトランス脂肪酸は摂らないに越したことはありません。
食品添加物の登場によって、それまで見たこともないものが
食品として流通するようになりました。
・日にちが経っても腐らない
・食品の水分を保つ
・独特の食感を出す など
これらは全て自然界では起こらない現象で、自然の摂理から外れたものです。
1回食べただけでは体調が著しく悪化することはありませんが、
食べ続けていると生活習慣病を引き起こします。
加工食品を食べていると、化学調味料の味に慣れてしまって
野菜などの素材を食べる機会も減っていきます。
味覚が壊される間接的影響もありますので、
食品添加物1つをとって安全かどうかという問いかけだけでは、
正確に判断する事は難しいです。
疑わしきは食べない。
玄米菜食を続けると、素材が美味しいと感じる味覚が育ち
食べる量も適正になっていきます。
将来の病氣リスクを下げるために、今の食事を見直しましょう。
山本和佳