・朝御飯を食べないと、どうなる?
・間違ったダイエット
・最も近道な方法とは
健康に氣をつけなくてはと思う人は多いですが、
有効な方法を実行している人は驚くほど少ないです。
目先の楽を優先したり、自然治癒力の力を退化させるようなことを
していると体調を崩したり、病氣の原因を作ることにも。
例えば、朝御飯は一日の活動のエネルギーを補給するために
毎日の大切な習慣ですが、中には朝御飯を食べない人がいます。
●朝御飯抜きのダイエットは効果なし
朝食を食べない人の中には、ダイエットを理由に挙げる人がいます。
しかし、朝御飯を抜いても心身の活動を低下させるだけです、
体はエネルギー不足による危険を感じて、昼御飯や晩御飯で食べた分を
エネルギーとして脂肪に溜め込みます。
朝御飯を抜くと、日中の労働や活動でエネルギーが消費される分、
かえって食べる量が増えてしまい、肥満になる人もいます。
また、日中の活動量がもともと少ない人が朝御飯を食べないと、
さらに活動量が減って食べる量も少なくなる悪循環に陥ります。
どちらも必要な時にエネルギーが補給されないため、代謝異常が起きてしまうのです。
朝御飯を抜いても、健康的に減量することは出来ません。
朝御飯はしっかり食べて、内容を改善する事や
間食を止める方がよっぽど近道で、病氣予防にもなります。
●矛盾の連鎖
驚くことに、糖尿病の治療薬がダイエットに使われています。
ネットでは盛んに広告が載っていて、「GLP‐1ダイエット」と呼ばれています。
糖尿病の薬は血糖値をコントロールして食欲を抑えるため、
ダイエット効果も期待されていると言うのです。
リベルサス(GLP‐1受容体作動薬)もその1つです。
GLP‐1はもともと体内で分泌されるホルモンです。
食事をした後に小腸から分泌され、インスリン分泌を促す働きがあるため、
血糖値の急上昇を抑えます。
リベルサスはGLP‐1の受容体(鍵穴)にくっつき、GLP‐1に似た働きを人工的に起こします。
2型糖尿病の治療薬として使われていますが、
副作用:吐き氣、発熱、食欲低下、下痢、低血糖による動悸や息切れなど
副作用もあります。
糖尿病の患者さんも、副作用の強さに服用を止めたいと医師に訴えるほどです。
製造販売元の4社(ノボノルディスクファーマ、アストラゼネカ、サノフィ、日本イーライリリー)がダイエットのために糖尿病の薬を服用している状況を問題視しています。
各社のホームページでは、
承認された使用法以外で使用された場合、本来の効果が見込めないだけでなく、思わぬ健康被害が発言する可能性があると呼びかけています。
糖尿病の薬がダイエット目的で使う人が増えていて、糖尿病の患者さんに
薬が回らないこともあるそうです。
薬自体に問題がありますが、本来の用途以外の目的に使用し、
ダイエット効果があるなどと盛んに勧める医師の倫理観にも問題があります。
病氣にしろダイエットにしろ、薬を服用しないようにする。
つまり習慣を見直すことが第一です。
薬は化学物質の塊ですから、何かしら代謝に異常を引き起こします。
薬を飲まない人にとってはGLP‐1ダイエットなど全く縁の無い話です。
薬など信じていると、病氣でもないのに理由をつけては薬を飲ませられます。
食事の量と質を適正にして、運動もして自分を律することが最も近道です。
●認知症リスクも上がる
朝御飯を抜くと、認知症が進むと言われています。
低血糖により脳にエネルギーが行かなくなるため、認知症がさらに悪化してしまいます。
その上、日本は認知症を患う期間が海外と比べて長いです。
朝御飯を食べると、脳に血糖が供給されるので、
認知症の進行を抑えたり、予防にも効果があります。
認知症は、習慣を正して予防することが出来ます。
砂糖や小麦粉などGI値が高い食べ物を日常的に食べていたり、
牛や豚など動物性脂肪の摂り過ぎといった食習慣は、認知症が発症するリスクが高くなります。
こうした食習慣の改善と合わせて、運動不足や睡眠不足も改善すると
認知症をはじめ様々な生活習慣病の対策になります。
●朝御飯を食べないと突然死のリスクが上がる
早朝マラソンの途中に突然死するケースがあります。
マラソンは心臓に罹る負担が大きく。スポーツ中の突然死の中で約25%を占めます。
人間の体は、朝起きた時に血圧が上昇します。
無理に走ると血圧がさらに上がり、血管が破れやすくなる上に、
水分を摂らないまま走ると血栓で詰まるリスクも高くなります。
もともと走る行為は体内で活性酸素を作り出したり、
過度に負荷をかけつづけると骨にもダメージを与えます。
起床後は血液凝固成分も増えるので、朝は心筋梗塞や脳出血が起きやすい時間帯なのです。
朝御飯で水分を摂ることで、血液の凝固や血管が破れるリスクを下げられます。
毎日朝御飯を食べ、夜も早くに食事をする人には、脂肪の過剰摂取が少ない傾向があります。
良い習慣によって、食べたものがちゃんとエネルギーに変わり、
朝御飯抜きの人のような過食に走りにくいためです。
●予防が日本を救う
65歳以上の要介護者は増加し続けています。
介護保険制度における要介護または要支援の認定を受けた人は、
令和元年度で655.8万人にのぼります。
平成21年度の469.6万人から200万人近くも増えていて、
病氣が増え続けている状況がはっきりと表れています。
介護や支援が必要になった理由を病氣・症状別に見ると、
認知症が18.1%と最も多く、次に脳卒中が15%、高齢による衰弱が13.3%、
骨折・転倒が13%となっています。
男女別では、男性の脳卒中が24.5%、女性は認知症が19.9%と最も多くなっています。
このような事態にならないように生活習慣を改める事が重要です。
生活習慣病は長い期間をかけて発症し、その後悪化していきます。
始めのうちは痛みや苦痛も無いので、多くの人は
取り返しのつかない状態まで進行してしまいます。
病氣が発症するよりも前に、食事を改善して運動を継続して、
睡眠も摂るよう習慣を直すことが何より効果を最大にします。
自分の寿命は決められませんが、
習慣の問題が災いして命を落とすと、大きな悔いが残るでしょう。
後悔が少ない人生にするためにも、いかに病氣にならないかに配慮する事が重要です。
山本 和佳