・膝の老化を予防する
・意外に重要な〇の存在
●膝の衰えを防ぐ
高齢になるほど健康な人とそうでない人の差が開きますが、
膝を痛める人も少なくありません。
膝関節の動きは、基本的に足を伸ばすことと曲げる動作です。
歩いたり、しゃがんだり、跳ねたりと
足を動かせば必ず膝も動きます。
膝を痛めると、歩くのも階段を上り下りするのも一苦労です。
QOL(生活の質)の低下は、様々な病氣を誘発させますので
早いうちから予防しておきたいものです。
膝を痛める原因の1つは膝関節が硬くなることです。
日常の中で膝を深く曲げたり、めいっぱい伸ばすことがほとんどないと
可動域を十分に使えていないため、年齢と共に硬くなりやすいです。
しっかりと足を曲げ伸ばしするストレッチをして、体をほぐしましょう。
姿勢が悪かったりバランスの悪い立ち方も膝を悪くする要因です。
また、食事内容が悪いとミネラルが不足して、骨が脆くなるので膝にも影響します。
加工食品や精製されたものを極力避けて、玄米菜食を続けることが大切です。
営養をバランス良く摂取して、ミネラルやビタミン等の無駄遣いを抑えることに繋がります。
●体を支える足
人間は、全体重を2本の足で支えています。
地面に接する面積はごくわずか。
足裏が体重の圧力を受けています。
実は人間が立ったり、歩くなどの動作において
とても重要な働きをしているのが、足の指です。
指で地面をつかむように立つと、姿勢が安定します。
バランスを維持するためには体幹も大切ですが、足指の役割も大きいです。
手をグーパーするように足の指を曲げたり開いたりする動作をしてみてください。
思うように動かない人は、歩く時に足の指を使えていない可能性が高いです。
分かりづらい場合は、裸足になってタオルなど柔らかい布を
つかんでみると、感覚的に理解しやすいと思います。
昔の日本人は体幹が強く、足の指の力も強かったのですが
これは当時の履き物も影響していました。
皆さんは。下駄や草履で歩いて疲れたことはありませんか?
それは、靴で歩く時と比べて足の筋肉の使い方が違うためです。
下駄や草履を履くと、足の指でつかむようにして歩いているから、バランスが取れていた。
反対に、靴は足指の力を使わなくても歩けてしまう履き物です。
足指を使わなくなると、体の重心がずれて浮き指になってしまう事もあります。
浮き指とは、立っている時に足の指が浮いている状態を指します。
足指で踏ん張らないと姿勢や歩き方が安定しづらく、バランスを崩しやすいのです。
草履や下駄を履いていた時代は、自然と足指で踏ん張る動作をしていましたので、
浮き指などなりませんでした。
浮き指の主な原因は、爪先の狭い靴やサイズが合わない靴を履いていたり、
運動不足による足指の筋力低下などが挙げられます。
浮き指を放っておくと、崩れたバランスを何とか保とうとして
首こりや肩こりが起きやすいです。
姿勢が悪くなったり、体に痛みが出てしまいます。
また、足全体に適切に圧力がかからないため、巻き爪になることもあります。
長い目で見ると体の老化が早まり、将来歩けなくなる可能性も否定できません。
もし足の指に力が加わらずに歩いていたり、
運動不足になっていたら、早めに改善しましょう。
先にも紹介しました足指をつかむトレーニングや足裏全体と足指をほぐすストレッチをして、
立つときや歩く時に足指を地面につけるように使うと効果的です。
●爪の役割
体重を支えて立ち、2本の足で歩くことが出来るのは、足指のおかげのみならず
実は爪も密接に関わっています。
爪は何のためにあるのだろう、と思われた事はありませんか?
実は日々体を動かすためにとても重要な部分なのです。
以下に足指の役割をまとめました。
①指を保護している
足指の背面の皮膚はとても薄くて傷つきやすいです。
指や手には神経が集中していて、とても敏感なため硬い爪で守られています。
爪が指を保護していると言われてもピンと来ないかもしれませんが、
よく観察してみると、爪に物が当たったりぶつかることは珍しくありません。
足の爪には物が落ちてきたり、歩いている時に硬いものにぶつけることも
たまにはあるでしょう。
爪には神経が通っていないため、怪我をしないよう盾になって守ってくれています。
②指の動作をスムーズにする
指先にかかる力を爪が受け止めているおかげで、指先の機能が発揮されます。
爪の存在が物を掴んだり、力加減を調整するのを助けているのです。
爪があることで、繊細な作業も可能にさせています。
足の爪は地面からの力を受け止め、立ったり歩いたりする動作を助けています。
③足裏のバランスをとり、体を支える
足裏にかかる体の重さを受けながら立ったり歩くためには
指先、指の付け根、かかとの3点でバランスを取ることが大切です。
先にも話しましたように、爪はかかる力を受けてコントロールしやすくする
役割がありますので、もし爪が無いと体のバランスを崩してしまいます。
例えば、野球選手がボールを繊細にコントロールしながら
速いスピードで投げることが出来るのも、手の指に爪が一端を担っているからです。
投手の爪が割れたり傷つけてしまうと、痛みを負うだけでなく、
指先からボールに強い力をかけられなくなり、投球速度が落ちてしまいます。
細やかな力加減も難しくなるため、ボールのコントロールも悪くなります。
このように選手生命を左右するほど、小さな爪は手足の動作を支えています。
日常生活でも手や足をよく使い、爪に守られています。
指先や手に神経がたくさん通っているので
手に触れるものの硬さやわずかな感触の違いも見分けています。
爪が無ければ足指で踏ん張ったり、字を書いたり、箸を使って食べるなど
様々な動作が出来なくなってしまいます。
足は使わないと急速に衰えていきます。
健康な人をベッドに数週間寝かせっぱなしにして
体に起きる変化を調べた研究によると、
腕の筋肉はほとんど変化が無かったのに対して、脚の筋肉が15%も減少しました。
減ってしまった筋肉はトレーニングをすれば元に戻りますが、
運動しなかった期間の3倍の時間がかかることも明らかにされたのです。
手も足も含め、体が持っている働きをちゃんと使って
高齢になってもなお健康な体を目指しましょう。
山本和佳