一般無料「体のバランスを整えてアンチエイジング」健康基礎講座


・不安定な体調との関係


・体内循環が滞る原因と改善

 

 

自律神経は年齢と共に低下していきます。

一般的に男性は30歳、女性は40歳が副交感神経の曲がり角と言われ、
この頃を境に機能が低下していきます。

一方で交感神経の方は年齢がいってもさほど低下しません。


現代人はただでさえ交感神経が高ぶる傾向があります。

そのため緊張が続き、夜になってもなかなか休めない人が多いです。


加齢でさらに副交感神経の働きが低下すると、交感神経に偏り、
体調も心の状態も不安定になってしまいます。


自律神経は氣候の影響も受けやすいため、
上手く付き合って夏を乗り切りたいですね。

 

●毛細血管と自律神経の衰え


自律神経の乱れは血流にも悪影響を与えます。

なぜなら自律神経が血管をコントロールしているからです。

血管の中で、最も自律神経の影響を受けているのが毛細血管です。


県健康人では交感神経と副交感神経がバランスをとりながら
血管の収縮や弛緩が交互に行われ、酸素や営養分が必要な場所へ届けられます。


しかし、自律神経のバランスが崩れると血流が悪くなり、細胞の代謝も滞ります。


現代人はおおむね交感神経に傾いています。

本来なら副交感神経が優位になる夜でも、興奮状態で交感神経が活発なままという事もあります。


興奮状態といっても感情が高ぶるとかではなく、緊張で強ばったり、落ち着かない、
思考力はほぼ停止しているのに脳が興奮して寝られないなど
様々な症状でゆっくり休むことが出来ません。


それが慢性的になると、症状がある自覚が薄れていきます。

例えば、パソコンやスマホの画面をずっと見続けているうちに随分時間が経ってしまい、
疲れているのにそれでも使い続けてしまう、という経験は無いでしょうか。

これこそが、まさに頭が興奮している状態です。

夜遅くまでパソコンやスマホを見ていると、副交感神経が十分働かない状態で眠らなくてはならず、
翌朝も疲れが取れないままです。

夜に交感神経が高ぶると血管が収縮するため、睡眠中に細胞へ営養やホルモンが十分に運ばれず、
疲れを回復することが出来ないのです。

 

毛細血管も40代から減少していきます。

40代になると代謝できなくなって死んでいく細胞の数が増えていきます。

そして60代になると若い時と比べて、何と6割の数まで減ってしまいます。


40代以降は、肌や体の衰えなど目に見えて老化速度が早くなります。

同じころに自律神経の老化も進んでいき、毛細血管の劣化や減少は自律神経の影響も受けています。


動脈や静脈は年を取っても数は減りませんが、毛細血管が減少する事によって
太い血管も老化が進みます。


毛細血管は全身に張り巡らされていて、動脈と静脈の間も網の目のように通っています。

そのため毛細血管が減少すると太い血管の細胞にも営養や酸素が行き渡らなくなり、
老廃物や余分な水分が排泄されずに溜まってしまいます。


動脈硬化が進み、さらに臓器の代謝も悪くなって深刻な病氣のリスクが高くなります。

 

 

●毛細血管の老化具合をチェック


毛細血管は一部が損傷しても、周りの毛細血管が発達してカバーするため、すぐには氣づきにくいです。

しかし、自身の再生能力を超えて劣化が進むと
毛細血管の再生スピードも遅くなるため、全身に不調が表れます。

それならば早くに氣づいて、老化を食い止めたいですよね。


毛細血管の老化度合いを見分けやすいのが粘膜です。

目、鼻、口、喉、胃腸など
あらゆる器官にの粘膜で毛細血管が発達しています。

粘膜がいつもしっとりと保たれているのは、毛細血管が水分を届けているからです。

しかし、毛細血管の劣化が進むと粘膜へ供給される水分も不足して、その部分が乾燥してしまいます。

 

その他にも、毛細血管の老化によって衰える臓器の特徴を以下にまとめました。


<胃腸>

食べたものの営養を吸収する臓器。

胃腸の細胞の代謝が悪くなると、当然ながら営養吸収も悪くなります。


加齢によって機能低下すると、胃腸膜の再生が上手くいかなくなります。

胃腸の壁には無数のヒダがあり、その中を毛細血管が通っています。


40代に入ると、胃もたれや胃の不調を訴える人が増えるのは
胃腸の毛細血管の老化とも関係していると言われています。

胃の消化活動が低下すると、食べたものが長時間胃にとどまり、
胃もたれや胃腸炎、胃潰瘍を引き起こします。


胃が弱ると腸の働きも低下して、便秘なと不調が出てきます。

すると腸に老廃物やガスが溜まり、腸から吸収されて全身をめくります。

それが続くと頭痛や肩こり、肌荒れやシミなどにもなりやすいので注意しましょう。


胃の内壁は粘膜のヒダで覆われていて、1日2Lもの胃液を分泌しています。

健康な人の胃粘膜の細胞は、1~2日で新しく入れ替わりますが、
年と共に代謝が低下してくると胃粘膜のヒダも短くなり、消化吸収力も低下します。

 

<脳>

毛細血管が減ると、血管の微細な詰まりが起きます。

全身の血液の15%を必要とする脳は、毛細血管がたくさん通っています。

50~60代になると、少しづつ脳の血管に詰まりが出てくるそうです。

微小な脳梗塞が起きて、壊死する脳細網も出てきて、
詰まる場所によっては記憶力が低下し、脳梗塞や認知症になる可能性もあります。

 

<腎臓>

腎臓も毛細血管が集中しているところです。

腎臓は水分と塩分の排出量をコントロールしたり、
血圧に関わるホルモンも分泌しているため
腎臓の毛細血管に問題があると、必然的に高血圧になります。

また、原因不明とされる高血圧と診断された人も
毛細血管の減少と関係があると言われています。


自律神経や毛細血管は40代以降に衰えていきますが、
若くても生活習慣が悪いと毛細血管が減少します。

食生活の乱れ、無理なダイエット、夜遅くまでスマホに夢中で睡眠不足など
習慣の乱れが大きな原因です。

これが成長期であれば、成長が止まることもあります。


体がだるくて動きたくない、やる氣が無い、
メンタル面でも緊張しやすいとか、少々の事でもストレスを感じるなど
若々しさとは程遠い状態です。

 


腸内環境が改善されると、副交感神経の働きも良くなります。

玄米菜食の食生活は腸内環境の改善の面から見ても、必要不可欠です。

代謝が良くなり、免疫力も高めます。

さらに血糖値の急上昇を抑えるため、自律神経も安定します。


反対にジャンクフードや肉、白米、砂糖、お菓子など
腸内環境を悪くする食事は、血糖値を急上昇させて交感神経に傾いてしまいます。


さらに付け加えれば、規則正しく良質な睡眠や適度な運動も自律神経を安定させてくれます。

食事、睡眠、運動のバランスを整えて老化を予防しながら
日々をはつらつと過ごしましょう。


山本 和佳