一般無料「夏を快適に過ごすためにできること」健康基礎講座

 

・暑いから食べ過ぎる!?

・○○の力も借りたい

・疲労を軽減するものとは

 

全国的に暑い日が続いていますね。
お元氣でお過ごしでしょうか。

年々暑さが厳しくなっていますが、疲労が溜まると免疫力が落ちて
感染症にかかるリスクも増えるので注意しましょう。

夏バテになるか、ならないかも心がけ次第で変わってきますよ。

 

●白砂糖の害

日頃お菓子を食べている人は、夏になると
アイスクリームやジュースなど
冷たいものを口に入れる機会が増えると思います。

冷たいお菓子には特にたくさんの砂糖が入っているので、糖分過多に拍車をかけます。

当然ながら夏バテの要因となります。

口の中に入った時は美味しいとか、癒しなるものを感じるかもしれません。
(実のところは錯覚に過ぎないのですが)

ところが、しばらくすると体がだるくなり、
血糖値の不安定は自律神経も乱してしまいます。

ただでさえ暑さや室内との氣温差から自律神経はダメージを受けています。

アイスクリームを食べてしまうと、体の外からも内側からも攻撃されるようなものです。

自律神経が乱れると活性酸素が多く発生して、疲労が溜まりやすくなります。

それ以外にも砂糖の害は様々ありますので、意識して減らしていきましょう。

 

●だしの力を借りる

甘いものを止めたいのに止められない人も多いかと思います。

正確には、甘いものを止めるとは
正しい食べものへ入れ替えるという事になります。

ここで使いたいのが出汁です。

鰹節にはイノシン酸とヒスチジン、昆布にはグルタミン酸、
干し椎茸にはグアニル酸という旨味成分が含まれています。

 

<イノシン酸>

胃腸の働きを活性して、消化を助けます。
エネルギーの代謝を促進して、疲労の回復や免疫力の向上。

イノシン酸は神経伝達物質の1種であり、脳の働きを活発にして、
記憶力や集中力に良い影響を与えている。

特にかつお節に多く含まれるイノシン酸ですが、
他にも干し椎茸や煮干しにも含まれている。

 

<ヒスチジン>

鰹節にはヒスチジンという旨味成分も豊富です。

アミノ酸の1種で、子どもの発育期に欠かせない成分ですが、
子どもの体内ではヒスチジンが合成されないため、食事から摂る必要があります。

マグロやカツオなどの魚にもヒスチジンが豊富なため、
成長期のお子さんにも是非食べていただきたいです。

 

<グルタミン酸>

体内で合成できる非必須アミノ酸の1種です。

アンモニアの解毒化、利尿作用、脳を活性、脂肪の蓄積を抑える、血圧を下げる、美肌効果

アンモニアはタンパク質を分解する時に生じます。
血液に入り、肝臓へ運ばれて分解され、尿として排出されます。

アンモニアは体内に溜まると細胞内のミトコンドリアの働きを弱めてしまいます。

するとエネルギー産生が上手く出来なくなり、疲労が溜まったり体調不良が出たりします。

グルタミン酸はアンモニアを取り込み、グルタミンへ変換して、アンモニアを無毒化して、それも含めた尿としての排出を促します。

 

<グアニル酸>

生の椎茸にはほとんど含まれず、干し椎茸に豊富な旨味成分で、
血液をサラサラにする効果があります。

 

出汁を飲むとリラックス効果により、副交感神経が優位になります。

また、濃い味や油っこいもの、甘い味を好んでいた味覚が
修正され、自律神経を安定させる効果もあると言われています。

出汁は風味豊かで営養もありながら、体への負担も軽いので
体調が不安定な時にも摂取しやすい特徴もあります。

食事に取り入れ、体調管理にも役立ててください。

 

●甘い罠

3大営養素の1つである炭水化物はブドウ糖から出来ています。

糖分は体に必要な営養ですが、何でも食べれば良いわけではありません。

炭水化物を主食としているのは、エネルギー源となるためです。

細胞で作られるエネルギーは、体のあらゆる活動に使われます。

消化など内臓や各器官の活動、運動、考えたり想像すること、
他にも意識せずとも行われる恒常性維持機能など。

営養は単一ではなく、複合的に摂ることが大事です。

例えば、白米ではなく玄米を食べると言う事。

未精製の穀類は、微量栄養素や食物繊維が豊富なため、
消化吸収にゆっくり時間をかけ、内臓に負担がかかりにくいです。

炭水化物について、何でも穀類を一括りにして考えられる事が多いですが、
摂るべきものとそうでないものがあるので注意が必要です。

 

●暑さ対策

年々夏の暑さが厳しくなり、体への負担から体調を崩しやすい時期です。

空調と外氣の氣温差、紫外線、ゲリラ豪雨による氣圧の変化など
外部環境が目まぐるしく変化していきます。

汗をたくさんかきますので、こまめな水分補給が欠かせません。

水分補給が足りないと、脱水氣味になって、体内のミネラルも不足するため
体調も心のバランスも崩しやすくなります。

とりまく環境のストレスを受けながら、体内では活性酸素が大量発生しています。

そのストレスや炎症に対応するため、コルチゾールの分泌が増加します。

それが続くと低血糖に陥り、精神面でのストレスに弱くなり、
些細な事でも氣になって眠れないなど 心の病氣になることもあります。

心と体の疲労を癒したい方へお勧めするのがオメガ3脂肪酸です。

以前にも紹介しましたが、炎症を抑える作用があり、
年間を通してオメガ3は積極的に摂ってほしいですが、
夏の体調管理にも効果を発揮します。

夏の氣候の影響を受けて、体内で活性酸素が発生しやすく、
それが細胞膜を傷つけてしまいます。

オメガ3脂肪酸から細胞膜が作られ、炎症を抑えてくれます。

現代人はオメガ6やトランス脂肪酸を摂りすぎています。

それによって細胞の代謝が悪くなり、動脈硬化も進みます。

トランス脂肪酸は「食べるプラスチック」とも呼ばれる人工的に固形にされた油で、
体は上手く消化できないため、摂らないよう努めることが大事です。

加工食品にも幅広く使われているため、
それらを可能な限り避けて、自然から採れる食材を増やしましょう。

オメガ6は体に必要ですが、体内でも合成されます。

オメガ6も必要量を超えて体に入ると、炎症が増えてアレルギー症状が起きやすくなります。

 

本格的に暑さがやって来て、これからが体力勝負のときです。

夏の真っ青な空を見ると、氣持ちがスッキリします。

湿度が高いから青々とした緑が目や触覚を通して癒してくれます。

その季節にしか見ることが出来ない景色や、味わえるものがありますので
体調に氣を配りながら、夏を過ごしましょう。

山本和佳