世界的大企業に無印良品も遂に仲間入り- 「子羊の体の一部を切り取って作るウールは使用しません!」
東京 :“ミュールシング”と呼ばれる、残酷な処置を行われた羊から取るオーストラリア(以下:豪州)ウールに対する国際的な反対運動は、名声のあるサポーターをまた1社獲得しました。
PETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)豪州支部は、無印良品を経営する株式会社良品計画のアパレル事業におけるジェネラルマネージャーから、同社が2013年冬の製品コレクション発表時までに、”ミュールシング”という生産方法を用いた豪州ウールの仕入れを段階的に廃止して行く、といった内容の書面を受け取った。
最新の報告によれば、株式会社良品計画の日本国内における直営店の数は200以上、商品供給店は120以上あり、海外においても20カ国に上る店舗の専門店事業を運営しており、年商は1458億円とある。
PETA豪州のキャンペーン・ディレクターであるジェイソン・ベイカーは次の様に述べている。
「日本とアジアの消費者は、豪州における,「ミュールシング」と呼ばれる残虐なビジネスを知りショックを受けた。
しかし今回、無印良品は真に顧客の意見に耳を傾け、他のファッション小売業者が見習うべき、価値ある前例となった。
敗者になるのは残酷な豪州メリノウール産業だけだ。」
メリノ種の羊は、より多くの毛を生やすため、しわの多い皮膚になるよう繁殖されるが、この湿気を含んだしわにハエが卵を産みつけ、それが孵化し幼虫が繁殖してしまう。
この状態は、「フライストライク」と呼ばれる様々な病状を引き起こす。
それを防ぐため、豪州の農業者たちは、園芸用の大バサミに似た道具で羊のおしりの肉をばっさり切り取るといった方法を用いる。
これが”ミュールシング”と呼ばれる方法だ。
羊は痛み止めや適切な処置を受けておらず、大変残酷な方法であることがわかっている。
しかし、羊の健康状態をより丁寧に監視することを含めた、人道的なフライストライク予防法がすでに存在し、およそ2年以内には、羊の体質をフライストライクに感染しにくくできると専門家たちは予想している。
ニュージーランド、さらには豪州国内ですら多くの農業者が”ミュールシング”を止めている。
無印良品は、”ミュールシング”を用いたウール不使用を確約しているグローバルな大企業たちの仲間入りを果たした。
H&M、ヒューゴ・ボス、アバクロンビー&フィッチ、ティンバーランド、ジョルダーノ、GAP、タルボットそして韓国のKukdong コーポレーションを含む、約50に上る世界をリードする数多くのファッションブランドが、既に”ミュールシング”を用いたウールの使用をストップ、または完全に禁じている。
豪州ウールの最大の取り引き先であるチャイナズ・サンシャイングループは豪州の羊毛農業者に対し、”ミュールシング”の完全廃止を要求した。
同グループのテクノロジーセンター・ディレクターである曽秀明 氏は、海外の大手取り引き先からは”ミュールシング”を行っていないウール製品の需要が増加していると語る。
豪州ウール産業に関する詳細情報はhttp://www.petaasiapacific.com/からご覧いただけます
For Immediate Release
March 27, 2012