・生まれてから大人の食事を始めるまで
・いつ離乳すれば良い?
・難しく考えない。
日々食べるものからわたし達の体は作られています。
成長期は特に食べたものの影響を受けやすく、
心身の発達に大きく関係しています。
●乳幼児期の食事について
生まれてから大人の食事を始めるまでの間、
段階的に営養の摂取方法が変わっていきます。
<生まれてから離乳を始めるまで>
生まれてから離乳食を始める前は、お母さんの母乳だけで営養を受け取っています。
お母さんが食べたものが母乳の元となるので、食事に氣を配りましょう。
母乳の出が良くない人もいますが、その原因は食生活の影響が大きいです。
動物性脂肪や動物性食品は、動脈硬化の原因となりますが、
同じように乳腺も詰まりやすくしてしまいます。
昔の人は
妊娠期間中も生まれてからも玄米菜食の食事をして
母子の健康を守ってください。
<離乳食>
離乳食は大人の食べものへ移行する準備段階です。
まず重湯から始めてお粥を食べさせます。
そして、じゃがいもやさつまいも、かぼちゃといったでんぷん質のものを足していきます。
わざわざ離乳食用にを作らなくて大丈夫です。
離乳食を難しく考える必要は無く、ご両親が食べる食事から取り分けてすり潰したり、
細かく刻んで食べさせてあげてください。
和食はとても合理的に出来ています。
和食からでんぷんを中心に取り分けて離乳食にすれば良いのです。
そうすれば、お母さんの家事負担も少なくて済みます。
苦味や刺激が強い食材はこどもが成長するまで待つことにして、
子どもが消化しやすいものから食べさせれば
●離乳する時期
離乳する時期については様々な
厚生省の調査によると、生後6ヶ月から離乳を開始する母親が多いですが、
体の仕組みと合わせて考えると、このタイミングは早すぎます。
お母さんの体の状態と赤ちゃんの成長段階を考えれば、当然のこと。
まだ乳が張っていて、体内では母乳がしっかり作られていることからも
授乳に適している時期だと分かります。
そのような体の状態で離乳したばかりに、体調を崩してしまう方もいます。
また、赤ちゃんの方はまだ母乳を欲しているのに取り上げられてしまい、
泣き叫んでも飲ませてもらえない悲しい体験として残ります。
母子の健康と子どもの成長を考えれば離乳を慌てる必要はなく、
2~3歳になるまで母乳で育ててもあげても大丈夫です。
●食の多様性を伝える
離乳が終わってから小学校に入る頃までは
多様な食べものがあることを伝えることも大切です。
日本は四季折々の食べ物が美味しく、一年通してお米や味噌を食べています。
子どもの交友関係が広がる前に
食の世界は広いことを子どもに知らせる良い機会です。
広くといっても無理にたくさん揃えなくても大丈夫です。
旬の野菜や魚介類をバランス良く出せば良いのです。
また、ご両親が好き嫌いし過ぎずに食べることも大切です。
同じ食卓で大人が食べている様子を子どもは見ています。
特に苦味のある野菜は、味覚が未発達な子どもには刺激が強くて
あまり美味しいと感じられません。
しかし、大人になると食べられるケースがほとんどですので心配はいりません。
大人が食べるものも食卓に出しておくと、子どもはそれを見ています。
世の中には色々な食べ物があることを伝えてあげてください。
毎日食べる玄米や味噌があらゆる食べ物とよく合うことも、体で覚えていくでしょう。
この年齢の子どもにとって、食に関する情報源はほぼ全て家の食卓です。
そこで見ないものは、子どもにとってこの世に無いも同然ですので、
色々な食材を出して親が美味しそうに食べていれば、子どもも成長するにつれて食べ始めます。
子どものうちから自分の体に必要なものを食べる体験を積み重ねると、
それらを美味しいと素直に感じる味覚が育ちます。
味覚のセンサーは食べ物を
体に入れても良いかどうかを見分ける大切な感覚器官です。
しかし、味覚が壊れてしまうと、
体に入れるべきものとそうでないものの判断が出来なくなってしまいます。
●子どもをターゲットにした戦略
子どものうちはまだ味覚が形成されていく段階ですので、
間違った味覚が身についてしまわないよう、十分注意してほしいと思います。
日本マクドナルドは「12歳までに味覚が作られる」ことを踏まえて、
子どもをターゲットにした戦略を展開しています。
子どものうちに味を覚えさせれば、大人になってもお客さんとして来てくれて、
その子どももまたお客さんになるという思惑です。
子ども時代の経験が大人になっても強く残る心理を利用しています。
ハッピーセットについてくるおもちゃで楽しい思い出を植えつけ、
脂や塩味、甘味を駆使して味覚を刺激します。
「美味しい、楽しい」記憶を植えつけて、マクドナルドのハンバーガーなどを
食べたくなるよう誘導するマーケティング戦略なのです。
マクドナルドは世界に約40000店舗もあり、
日本国内だけでも年間でのべ14億人もの人が利用しています。
イギリスのシェフであるジェイミー・オリバーは、
「マクドナルドの商品は食品として定義不能」とマクドナルドを訴えて勝訴しています。
安くて粗悪な材料から作った商品にこれほど人が群がるのは異常に感じます。
楽しい思い出を与えて、人工的な味で味覚を破壊して
何度も食べたくなるよう仕向けられているのです。
マクドナルドの商品を無性に食べたくて仕方なくなる人は
この戦略にはまっている証拠です。
ファーストフードや加工食品の危険性について
日本では法律の規制はほとんどなく、あっても緩いものです。
ファーストフードやインスタント食品など人工調味料で味付けされたものを食べていると
味覚が壊されてしまいます。
これは子どもに限ったことではなく、大人にも当てはまります。
それだけ中毒性が高く、本来体に必要でないものを食べたくなり、
体内のミネラルやビタミンが奪われて営養が不足して、代謝も乱れてしまいます。
成長期に食べるものを誤ると、その後の人生にも与える影響は高くなります。
体が必要としているものを食べると、心も整ってきます。
正しい味覚を育てて守りましょう。
山本和佳