・体の中で何が起きているか
・意志ではなく○○で止める
・甘いものを止めた後の嬉しい変化
老若男女を虜にするお菓子。
お菓子を食べない人でも、加工食品や外食では食事からも砂糖を摂取しています。
つまり現代人は知らないうちに砂糖を摂っているのです。
問題なのは、それが体の不調や病氣の大きな原因となっている事です。
体の中では糖化反応が起きますが、
酸化よりも糖化の方が怖いという専門家もいるほどです。
酸化と糖化の違いについては以前も触れましたが、もう一度触れたいと思います。
糖化とは、エネルギーとして取り入れたブドウ糖がタンパク質や脂質と結びついて
細胞を劣化させる反応のことです。
体の酸化は、活性酸素によって電子が奪われて細胞が不安定な状態になる現象です。
体の中で活性酸素が発生して細胞を変性して破壊することで、老化を促進します。
わたし達の体は、水分以外はタンパク質と脂質が多くを占めています。
体内でブドウ糖が余ると、たんぱく質や脂質と結びついて糖化を引き起こします。
糖化するとAGEs(最終糖化産物)を作り出しますが、これが非常に危険な物質で
タンパク質や脂質を変性させて、老化を促進したり病氣を作り出します。
例えば皮膚のタンパク質が糖化するとシワが出来たり、
血管壁のタンパク質を変性させて動脈硬化を引き起こします。
血中にブドウ糖が増えると、血液にも血管にもダメージを与えます。
ブドウ糖は血液に乗って体中を巡るため、全身で糖化が起きるのです。
白米やパンのように未精製の糖質を摂った後には血糖値が急上昇して
血中のブドウ糖が過剰になるため、糖化を引き起こします。
体で起きる炎症そのものは、生命を守るために必要不可欠な防御反応です。
風邪を引いた時に咳が出たり喉が痛むのも炎症ですし、
怪我をして傷口が腫れるのも炎症による防御反応です。
しかし弱い炎症が長く続くと臓器や組織を壊して、様々な病氣を引き起こします。
●意思だけで止めようとせず、知って止める。
糖分には中毒性があります。
甘いものが大好きで、なかなか止められない。
思い切って止めようとしても、頭の中の「食べたい」が拭えず、また食べてしまう。
この繰り返しに悩む人もいるでしょう。
食品会社は何度も買ってもらえる商品を作るため、
食品添加物を駆使して次々に新しいお菓子が出て来ます。
その上何十年もロングセラー商品も多く、消費者が止めにくいようになっています。
それに対して意志だけで抵抗しようとしても、なかなか止められない人もいます。
他の中毒も同じように、タバコやギャンブルでも止めようと頑張っても
元に戻る人が多いです。
すると、「やっぱり出来ない」と自分を責めます。
ここは是非とも再チャレンジしてほしいところですが、
「どうせ止められない」と自暴自棄になって、前よりもさらに
体に入れる量が増えてしまい、中毒を悪化させてしまうケースも少なくありません。
そこで大切になるのが正しい知識です。
ほとんどの人は糖質を過剰摂取していると自覚していないため、
まず現状に氣づくことが大事です。
どれくらいが糖質過剰なのかを知る。
糖質を過剰摂取したらどうなるのか。
●糖分の中毒について
「甘いものが好き」と氣軽に言いますが、
食べた後で体の中で何が起きているか知ると、それは中毒だと分かります。
野菜が好きなのとは訳が違うのです。
中毒だと聞いてもピンと来ないかもしれせんので、
糖分の中毒の特徴を以下に挙げました。
1.朝御飯をしっかり食べたのに、昼前に空腹感を覚える。
2.甘いものを食べ始めると、止めるのが難しい。
3.食後も時々満足感を感じないことがある。
4.食べ物を見たり、匂いをかいだら食べたくなる。
5.お腹が空いていないのに食べたくなることがある。
6.どうしても夜食を食べたくなる。
7.食べた後に、だるくなる。過食する。
8.お腹いっぱいなのに食べ続けてしまうことがある。
9.ダイエットしてリバウンドしたことがある。
これらに当てはまる人は糖分の中毒になっている可能性が高いです。
甘いものやジャンクフードを日常的に食べている人はもう中毒といって良いでしょう。
なかなか止められないというのが、既に中毒症状です。
野菜のように自然から採れた素材では中毒になりません。
ある程度の量を食べたら、自然と食べなくなります。
しかし、お菓子だとついつい食べ過ぎてしまったり、
食べたくなる衝動に駆られたりします。
この不自然な食欲に振り回されて健康を損ねるのは、非常に勿体ない事です。
糖分は三大営養素の1つですから、体には必要ですが
玄米のように胚芽と一緒に一物全体として食べましょう。
体に悪い糖分を摂るのを止めると、良いことばかりです。
長い目で見れば、病氣の予防やアンチエイジング効果があります。
ダイエット、肌荒れ改善など目に見える嬉しい変化も期待できます。
さらには無駄な葛藤が無くなり、思考が楽になるというおまけつきです。
甘いものを食べる人は、頻繁に頭の中に甘いものがちらつきます。
「食べようか、それとも止めておこうか」
糖分を摂って時間を置くと、こんな思考が頭の中を駆け巡ります。
甘いものを食べ過ぎると良くないと誰もが思っています。
(本当は食べなければいいものです)
そんな風に思わないのは開き直って食べまくる人くらいのものです。
しかし、たいていの人は「食べたいな、でも太るし・・・」と、
リスクがある事を何となく分かっています。
ところが甘いものを口にした瞬間、葛藤が消えて高揚感で満たされます。
しかし、それは一時的なものです。
糖分摂取後に高揚感を得る一方で、体内では血糖値が急上昇しています。
その反動で急降下すると、低血糖になって情緒が不安定になります。
そしてまた甘いものを食べる事への罪悪感や葛藤に取り囲まれます。
これが延々と繰り返されるのです。
甘いものを止めれば、この負のループから抜け出すことが出来ます。
そうなれば、葛藤とはもう無縁です。
甘いものを食べるという選択肢が無くなるので、余計な事を考えなくてすみ、
思考が楽になり開放感さえ感じることでしょう。
そして、甘いものを食べるのはリスクしかないと身をもって氣づきます。
甘いものを食べている人は、早く仕組まれた罠から抜け出しましょう。
山本和佳