一般無料「体温と健康」健康基礎講座

・体が冷えると病氣がやってくる

・日本の良い習慣

生きている間、体の中では熱を作り続けています。

それが体の機能を高め、生命活動を支えています。

赤ちゃんは体温が高いので、肌も体も柔らかいですが、
年を取ると肌も乾燥しやすく硬くなっていきます。

また、肌と同じように体の動きも硬くなりますが、
これは年齢と共に血流が低下するからでです。

皮膚がごわつき、筋肉の動きが硬くなれば、
内臓も同じようにだんだん硬くなります。

それは血管が動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞が増えます。

日本では2人に1人以上ががんに罹る時代です。

がんの腫瘍そのものも硬く、これは体の冷えと関係があります。

その証拠に、全身の中で心臓と脾臓にはがんができません。

心臓は四六時中働き、発熱量が多い臓器です。

重量は泰淳のわずか0.5%ですが、体全体の発熱量の約11%を占めます。

脾臓は胃の下部左後ろにある約100gの臓器で、白血球を生産しています。
さらに赤血球を貯蔵しているため温度が高いです。

健康な人間の平熱は36.5℃以上ですが、今では35℃台の人がとても多いです。

平熱が35.5℃になると自律神経失調症、アレルギー症状、排泄機能の低下など
体のあちこちで異変が表れます。

それもそのはず体温が1℃下がると、免疫力が約30%低下しますので
現代人は体調が悪い人がほとんどです。

風邪の時に発熱するのは、体の免疫力を上げて細菌・ウイルス・病原体と戦うためです。

体温が1℃上がると、1分間あたりの脈拍が10回増えます。

 

普段から平熱を36.5℃以上に保つことは、健康な体に欠かせない条件の1つです。

免疫細胞は常に体内をパトロールしていて、細菌やウイルスなど外敵を
見つけるや否や攻撃します。

免疫力を高くすることによって、風邪や様々な感染症にかかりにくい体を作り
外部環境の変化にも強い体へと変えます。

頻繁に体調を崩してしまうと、職場などで信頼関係を築くことが
難しくなってしまいます。

それは言い換えれば、生活習慣病にかかりやすい体質とも言えますので、
まずは免疫力を上げる事が重要です。

 

免疫の要として重要な役割を持つ白血球。

 

この白血球が働くために必要な条件があります。

まず1つめは「体温」。

運動している時や入浴時には体温が上昇し、全身の白血球の働きを促進します。

そして、36.5℃以上の平熱を維持する体であることも重要です。

また、わたし達がお腹いっぱいの状態では体の動きが鈍くなりますが、
それは白血球も同じです。

そしてもう1つは「空腹」です。

お腹が一杯になるまで食べた後や、甘いものをたくさん食べた後は
白血球の働きが半減します。

食後は消化活動のために胃腸に血液が集まり、
それ以外の器官には血液の供給量が減少します。

白血球など免疫細胞は血液の中を流れていきますので、
食べ過ぎると各器官へ血液が届きにくくなってしまうのです。

空腹の状態だと血中の白血球もお腹がペコペコで、
老廃物やばい菌を食べる能力が上がります。

風邪をはじめほとんどの病氣、打撲した患部も含め発熱するのは、
白血球の力を最大限に発揮させようとする自然治癒力のおかげです。

 

●入浴の健康法

日本人にとっては毎日入浴するのが当たり前で、
世界からは清潔好きな民族として認識されています。

入浴は体を洗い、汚れを落とすだけでなく
手軽に体が温まる健康法という側面も持っています。

湯船に浸かり、体が温まると血管が拡張して血行を促進します。

内臓や筋肉へ酸素や営養の供給が増加し、腎臓や肺の排泄機能が高くなります。

血液の汚れを取ると疲労が和らぎ、病氣の予防にもなります。

また、湯船の温度によって体への効能も変わります。

◼️お湯の温度が42℃以上

自律神経:交感神経が優位
心拍数:活発になる
血圧:上昇する
胃腸の働き:低下(胃酸分泌を抑制)
氣持ちへの影響:緊張

◼️お湯の温度が39~41℃

自律神経:副交感神経が優位
心拍数:ゆっくりになる
血圧:横ばい、または緩やかに下がる
胃腸の働き:活発(胃酸分泌を促進)
氣持ちへの影響:リラックス

これから活動を始める朝に入浴する時は高めの温度を、
夜に眠る前はそれより低い温度を使い分けることで
体に効果的に働きかけます。

湯船にゆっくり浸かると他にも様々な効果が重なり、
体を優しくケアしてくれます。

<水圧>

湯船に浸かると体に水圧がかかり、それが皮下の血管やリンパ管を
ほどよく圧迫して血行を促進し、全身の代謝を上げます。

特に下半身の腎臓の血流も促進されるため排尿作用を促し、
水毒を改善してむくみや冷えを取ります。

<浮力>

入浴中は浮力によって体重が通常の10分の1になります。

足腰をはじめ全身の筋肉や関節が重力から解放されて、心身のストレス解消効果があります。

また、腰痛や膝痛など体に痛みがある人は動作が楽になります。

この作用を生かして、治療にも温熱療法が用いられます。

入浴は昔から続いているシンプルな日常習慣ですが、健康効果は高いため
シャワーだけでは勿体ないです。

入浴を習慣の一部で済まさず、一つの健康法として取り組むと
疲れの取れ方が変わり、免疫力も上げられます。

 

体を温めると血行が良くなりますが、
もともとの血液を汚さないようにする努めも大切です。

体を温めれば、何をしても健康になれるものではありません。

血管が広がるから血は流れますが、血液を汚すものが
絶えず体に入ってきたら、免疫機能は上手く働きません。

体を作るために必要なものは決まっていますので、
適切なものを食べなければ、心身ともに健康な体は作れないのです。

冒頭にがんは冷えた部分にできやすく、低体温になると免疫力も低いとお話ししまた。

36.5℃以上の平熱を保ち、体を冷やさないためには入浴だけでは不十分です。

結局、血が汚れていたら元も子もありません。

食事でいうと、根菜類、みそ、玄米、豆類など
体を温める(冷やさない)食べ物を毎日食べること。

そして白米、白砂糖、肉類、小麦など体を冷やす食べ物を控えること。

玄米菜食は続けるほど、その美味しさがよく分かります。

体が喜び、食べた後に無理な負荷がかからない食事は
古くから日本で伝わってきた世界に誇る素晴らしい食文化です。

山本和佳