・季節野菜の特徴
・〇のように食べていた
・〇と〇がバラバラにされ、病気が増えた。
●季節の食べ物
日本に生まれて長く住んでいると、春夏秋冬があるのが当たり前のように感じますが、
実は世界でも稀な氣候なのです。
一年を通して温度や湿度が変化するため、その時期によって異なる種類の作物を収
穫でき、海の幸も山の幸も豊富です。
春には菜花や山菜など苦味を求めます。
山菜の苦味成分が、冬の間に体の中に溜まった毒素を排出してくれます。
また、香りのある三つ葉やよもぎはストレスや春の眠氣を軽減してくれます。
夏になるとなす、トマト、きゅうり、ゴーヤなどの
水分たっぷりの夏野菜が所狭しと売り場に並びます。
汗をかいた体に水分を補給し、疲労回復のための営養も含まれていますので、
夏バテ対策にも欠かせません。
水分代謝が整うことで、精神の安定にも効果があります。
その他にも、体の中に溜まった余分な熱を取るのも夏野菜の大切な役目です。
夏が過ぎて涼しくなると、食欲の秋とも言われるように
たくさんの食材が収穫を迎えます。
大根、蓮根、里芋、さつまいも、きのこ、梨など。
氣温と共に湿度も徐々に下がりますので、
乾燥から体を守り、潤す食べ物が多いのが特徴です。
蓮根が咳を予防したり
梨が喉を潤し、
涼しくなってくると食欲が増します。
夏には見向きもしなかったいも類も収穫され、季節の変化に合わせるかのように
食べたくなるから不思議ですね。
そして冬にはにんじん、大根、ごぼう、里芋など根菜類がとれます。
土の中で根を生やして育った素材をいただき、体を温めて
寒い冬に対応できるよう体を調整します。
体を温める根菜類が食べたくなります。
豊かな食文化の土台には、実に恵まれた氣候風土があります。
旬を迎えて出回り始める頃のものを「走り」と呼びますが、
それを待っていましたとばかりにいち早く食べる人がいます。
そして旬が終わりに近づく頃になると、そろそろ売り場から姿を消すのを
惜しむかのように「名残り」のものを買い求めて食べます。
常に季節が移り変わる日本ですから、走りと旬と名残りの料理が
同時に食卓に並ぶことも珍しくありません。
移ろう季節と共に食卓にも変化が訪れる、日本の食卓には風情がありますね。
感動するほど美味しいものが数え切れないほどある日本は、
世界から憧れられるほど魅力的なのです。
●医食同源
「医食同源」とは日常の食事をするのも病氣を治癒するのも
源は同じで、薬のように食べるという意味です。
この言葉の通りに食べるものによって健康増を進し、
不調の時には整える役目も果たし、病氣を予防します。
このように、もともと医と食は同じものでした。
江戸時代には「薬喰い」という言葉がありました。
食べ物を薬として崇敬して、それをいただくという意味です。
しかし、今では医食同源や薬喰いの思想は日本人には程遠いものとなっています。
医と食を切り離して、食事で病氣になってそれを病院で治そうという
歪んだ構造が常識化してしまっているのです。
今の医者は食べ物について学んでいません。
営養の事は度外視で、医薬品を患者に配っています。
昔も今も薬は有り難いものという意識がありますが、
今では化学物質の医薬品をこぞって求めるようすっかり洗脳されています。
さらに医薬品が体を治癒できない事は、漢字を見ても明らかです。
薬という字に「くさかんむり」があるように、昔は植物が薬として使われていました。
「楽」は病魔を祓う儀式に使われてい神楽鈴を表しています。
さらに楽という字には病氣を治す、癒す意味も込められています。
●食べ物を作る人は尊い
食べるものを薬として見なくなり、美味しければ何でもいいという考えが
添加物も農薬も体に入ることを許してしまっています。
冷凍食品やコンビニ食品を買って、防腐剤や食品添加物、着色料や増粘剤などが
入っていても構わないと言わんばかりに、買っては食べる。
薬とは言えない毒の塊を喜んで食べているのです。
そして具合が悪くなると病院へ行って薬をもらい、それを喜んで飲むのが現代人です。
野菜や豆類、発酵食品、海藻類、魚介類。果物など
自然から採れる作物、食べ物はとても豊富です。
限られた地域で生産される知る人ぞ知る農作物もあり、
日本に住んでいても食べきれない程、種類も多いです。
それを生産したり捕っている農業や水産業は、もともと日本人の食事だけでなく
氣質にも関わる大変尊い仕事です。
何でもお金を払えば手に入る現代は便利です。
しかし、お金があるから買えばいいという発想は時に危険です。
例え添加物が入っていても、口先だけで美味しいと感じるから、
見た目がカラフルで目を引くからと欲しくて買ってしまう。
営養はさておき、美味しいと味覚が感じたら欲が勝ってしまい、貪り食べる。
食べ物に対する価値観が歪み、食生活が壊れていきます。
良薬は口に苦しという言葉もありますが、基本的に食事は美味しいものです。
美味しいものを節度をもって楽しむ。
これと対極にあるのが現代の食事です。
何でもかんでも食べたい、お腹が一杯になるまで食べないと氣が済まない。
これを楽しみとする人達もいますが、これは享楽とも言い換えられます。
快楽に走ると、その先に待っているのは病氣です。
多額の医療費を取られ、体の自由が効かなくなっていく。
既に病氣社会になっていますので、
多勢に流されると自分も同じようになってしまいます。
豊かな食文化に恵まれている日本に生まれたのに、それを享受しないで
ジャンクフードを食べる生活に健康という実りはついてきません。
日本の本来の食事に戻していきましょう。
山本和佳